第262回国際研究会(カナダ文化フォーラム)を開催
2023年02月10日更新
とき
2022年11月29日(火)
ところ
カナダ大使館
内容
FECは11月29日、第262回国際研究会(カナダ文化フォーラム)を在日カナダ大使館で開催した。
当日は、雨にも関わらず多くの会員とその関係者が集まり、開会まで大使館の地下スペースにある図書館や展示室でカナダの文化や芸術を熱心に鑑賞していた。
その後、マッケイ駐日カナダ特命全権大使と共に記念撮影後、参加者はホールに移動しフォーラムが開始された。初めに松澤建FEC理事長が「本日はFECカナダ文化フォーラムに多数ご参加頂き感謝申し上げる。そして何より大使閣下のご厚意によりカナダ大使館にてフォーラムが開催出来た事に、大使閣下を初め館員の皆様へ厚く御礼申し上げる。日本と同様にカナダは民主主義を理念としている国だが、世界中が混沌としている昨今、カナダと共に民主主義を守っていきたい。建国以来、素晴らしい歴史と広大な土地があるカナダとそこに住む人々の未来は輝かしいと思っている。本日は文化を通してカナダの偉大さ、大きな可能性を知って頂ければと思っている」と開会挨拶を行った。続いてマッケイ大使が日本語で「本日はカナダ大使館にお越し頂き感謝申し上げる。FECの会員の皆様は国際関係への理解を常に深めていると聞く。日本とカナダは永年に亘り家族のような絆があり、貿易関係、政治的パートナーシップ、防衛協力、教育やスポーツ、文化交流などを、草の根活動から政府の政策に至るまで多くの人々が育んできた。私は16歳の時に北海道の池田町に交換留学生として日本に来た。その時の来日以来、日本への特別な思いを強くした。こうして駐日大使として今があるのも、42年前の日本の方との暖かい交流があったからだ。日本とカナダの近年の二国間関係は、2021年5月に両国の外務大臣が表明した、「自由で開かれたインド太平洋地域構想に基づく6つの協力分野」(法の支配・平和維持活動・健康安全保障・エネルギー安全保障・自由貿易の促進・環境及び気候変動)が挙げられる。これは2国間だけでなく地域間協力にも積極的に取り組む内容になっている。カナダは日本との関係を重視している。様々な分野で関係が深まる大きな可能性を感じる。皆様一人一人がカナダと末永く付き合ってくださる事を願っている」と歓迎挨拶を行った。その後、マット・フレーザー参事官(広報部長)、スティーブン・ラポイント一等書記官(広報)によるカナダ文化のプレゼンテーションが行われた。参加者はカナダに対する関心が高く、プレゼンテーションを熱心に聞いていた。最後は改めて大使館の公共施設を見学し幕を閉じた。
≪カナダの文化≫
世界で2番目に大きな国土を誇る国、カナダ。気候や地形、景観は場所によって大きく異なり、雄大な自然、広大な大地が醸し出す美しさは多くの観光客を惹きつけている。
また、欧州だけでなくアジアやアフリカ系の人々を積極的に受け入れ、その人々の文
化的背景を大切にすることでそこに根付く文化も多様性に富んでいる。