金川千尋FEC会長がニカラグア政府から栄えある「ホセ・デ・マルコレタ勲章」を受章
2010年01月19日更新
サントス・ニカラグア外相から金川FEC会長に勲章の伝達が行われ受章に対し外相・大使から祝辞が述べられた
とき
平成22年(2010)1月19日(火)11時〜12時30分
ところ
帝国ホテル東京「鶴の間」
概要
ニカラグア政府より金川FEC会長が栄えある「ホセ・デ・マルコレタ勲章」を受章
内容
ニカラグア政府はこのほど、金川千尋民間外交推進協会(FEC)会長に対しニカラグア共和国大統領からの勲章授与を決定し、叙勲の伝達式と祝賀レセプションが1月19日午前、帝国ホテル東京で、FECが招いたサントス・ニカラグア外相が出席し執り行われた。
伝達式には、サントス・ニカラグア外相、アラナ駐日ニカラグア大使のほかキューバ、エクアドル、ベネズエラ、ジャマイカの各駐日大使及びハイチ、グアテマラの各臨時代理大使、外務省関係者等が出席し、FECからは金川千尋FEC会長・信越化学工業(株)代表取締役社長、埴岡和正FEC常任副会長、FEC副会長の佐藤晃一元(株)ホテルオークラ会長、同瀬在幸安日本大学元総長、河野俊二FEC顧問・東京海上日動火災保険(株)名誉顧問、小長啓一AOCホールディングス(株)参与、笹森清FEC評議員会副議長・元連合会長ら約100名が出席した。
開会に際して埴岡和正FEC常任副会長は、「本日は中米各大使もご臨席されているが、まずハイチの大地震被害にお悔やみとお見舞いを申し上げたい。FECとしても可能なことを実施したい」と挨拶。両国国歌演奏に続き、サントス・ニカラグア外相が挨拶し、アラナ駐日ニカラグア大使が祝辞を述べた後、埴岡FEC常任副会長が勲記を朗読し、サントス外相より勲章が金川会長に贈られた。受章理由は、信越化学工業(株)のニカラグア事業への貢献と、FEC会長としての各国との民間交流促進への貢献が認められたことによる。金川会長より叙勲に対する答礼が述べられた後、笹森清FEC評議員会副議長の祝辞に続く乾杯発声により、乾杯とともに金川会長に対し同席の約100人の出席者が祝意を込めて万雷の拍手をおくった。この後出席者は立食形式の祝賀レセプションで和やかに懇談した。
〔サントス・ニカラグア外相挨拶〕
オルテガ大統領の名代として、金川千尋FEC会長へホセ・デ・マルコレタ勲章を授与できて大変嬉しい。マルコレタは19世紀の外交官で、当国の独立と主権、国土の擁護に貴重な貢献をした。当国との友好に貢献した人を表彰する勲章で、金川FEC会長のビジネスリーダーとしての長年の献身的尽力を讃え、授与する。70年に信越化学が設立した塩ビ合弁事業ポリカサ社は長期雇用と技術協力をもたらし、中米1の化学会社に成長した。また、金川氏はFEC会長として世界各国との民間交流を推進し、当国と日本の関係に格別の配慮をされた。金川会長の人道的思考と平和哲学及び当国への投資貢献に叙勲する。金川会長のお考えは鳩山政権の友愛にも通じるものだ。
〔アラナ駐日ニカラグア大使祝辞〕
金川FEC会長の両国関係の長期安定的拡大への貢献を称えた叙勲で光栄に思う。サントス外相をお迎えした伝達式であり、自分が駐日大使就任時にFECの名誉会員資格をいただいたのも金川会長であり、2重の喜び。日本からニカラグアは遠く離れていたが、ポリカサ社の成功により距離は阻害要因とはならなかった。今年は両国国交75周年を迎え、金川会長の蒔いた種が結実し国民の手本として残っている。後に続く日本企業の進出も活発だ。今後の両国間の貿易、投資の発展を祈念する。
〔金川千尋FEC会長答礼挨拶〕
マルコレタ勲章をサントス外相から拝受し、身に余るお褒めのお言葉を賜り、無上の喜びと、感激で胸が一杯です。当社が33.75%を出資し67年に設立、70年に稼動した、最先端の塩化ビニル製造合弁会社ポリカサは、中米で1、2を争う高収益企業に成長した。43年前に多くを学んだ貴国での事業経験は永遠に忘れられません。この度の受章を機に、FECは今後一層、両国間の相互交流促進に取り組む所存です。皆様からのご芳情、ご協力をお願いしたい。サントス外相の来日に厚く御礼申し上げるとともに、今回の叙勲に多大なご尽力をいただいたアラナ駐日ニカラグア大使に心より感謝申し上げる。
〔笹森清FEC評議員会副議長祝辞・乾杯発声〕
3つのお祝いを申し上げる。金川会長が推進されたニカラグア事業の両国発展への貢献に対する「敬意」。FEC会長として世界各国との交流促進に尽力されたことへの「謝意」。年明けの国内外情勢は鬱屈しているが、かつての日本やラテン・アメリカは明るさの象徴だ。明るさを「祝意」に込めたい。金川会長とニカラグア政府に乾杯したい。ご唱和をお願いする。
(田丸周FEC常任参与・油研工業(株)常勤監査役・記)