ニカラグア政府投資関連要人を迎えての懇談会
2012年05月28日更新
米国・中米向け無税輸出拠点の利点を強調
とき
平成24年(2012)5月28日(月)14時〜15時30分
ところ
FEC事務局「大会議室」
内容
FECは5月28日、ニカラグア大統領の指名により投資奨励のために来日したニカラグア政府投資関係要人との懇談会をFEC大会議室で開催した。ニカラグア経済は過去6年間高成長を記録し外国投資も急増している。FECは近年ニカラグア政府との交流を深めており、09年10月モラレス副大統領歓迎昼食会、10年1月サントス外相臨席によるFEC金川会長へのニカラグア大統領勲章授与式・レセプションを開催している。懇談会には、ニカラグア投資貿易振興政府代表(閣僚級)のバルトダノ国家フリーゾーン委員会委員長、チャモロ・ニカラグア投資振興機構(プロニカラグア)理事長、アラナ駐日ニカラグア大使、外務省より野口泰中南米局中米カリブ課長、FEC側は松澤建理事長、湯下博之専務理事、遠藤良治信越化学工業(株)顧問、中曽根悟郎元駐パラグアイ大使、間嶋恒吾サクラインターナショナル(株)代表取締役社長、山田雪(株)東横イン執行役らが出席した。
松澤理事長の歓迎挨拶の後、アラナ大使は「後に中米を代表する企業へ成長した信越化学のニカラガ事業をオルテガ大統領は高く評価された。今回投資奨励目的で大統領が派遣した両氏とFEC会員企業との交流を深めたい」と述べた。バルトダノ代表は、「雇用促進とFTA利用目的の投資を歓迎する。矢崎総業の投資が好例で、ニカラグア進出は米国・中米向け無税の輸出拠点の妙味がある。低賃金労働力は中国に勝り労使関係は良好。治安も良い」と投資メリットを説明、チャモロ理事長よりプロニカラグアの活動状況が紹介された。続く懇談では、再生エネルギーや自動車関連産業への進出期待が語られ、医療機器、観光・ホテルの事業環境について活発な意見交換が行われ有意義な懇談となった。