FEC復興構想グローバルフォーラム
2012年03月22日更新
日本最大級の復興イベント
とき
平成24年(2012)3月22日(木)13時〜17時40分
ところ
ホテルオークラ東京「平安の間」
内容
株式会社エスイー
協同組合ケイ・ケイネットワーク
サクラグローバルホールディング株式会社
株式会社ジーアンドエイチ
信越化学工業株式会社
都市綜研インベストメントバンク株式会社
凸版印刷株式会社
三菱倉庫株式会社
(五十音順)
民間外交推進協会(FEC)は3月22日午後、都内のホテルオークラ東京・平安の間で「復興構想グローバルフォーラム」を開催した。東日本大震災から1年の節目に当たり、国内外の官民の知恵を活かした復興の可能性と道筋を議論し、政府の基本方針と合わせて国際社会に発信するのが狙いで、400人を超える聴衆が参集。同時期の復興イベントとしては日本最大級の規模で、登壇した講師からは有益な提案、意見が相次いだ。
プログラムは齋藤勁・内閣官房副長官(復興担当)の基調講演と細野豪志環境相・原発事故収束・再発防止担当相、作家・真山仁氏の講演に加え、杉山晋輔・外務省アジア大洋州局長と建築家の團紀彦氏が司会を務めた2つのパネル討論で構成。駐日各国外交団の関心も高く、36カ国の大使を含む約70人の外交団が聴講に訪れた。外務省によると、民間主催のイベントにこれほどの外交団が出席するのは「極めて異例」(幹部)という。
冒頭、主催者挨拶に立ったFEC会長の金川千尋・信越化学工業(株)代表取締役会長は「被災地のいち早い復興こそが海外からの温かいご支援に対するご恩返しとなり、広く世界に大きな希望と勇気を与えるものと確信しております」と強調。続いて挨拶した菅直人前首相も「世界の知恵を力に、復興を前進させていきたい」との決意を表明した。
続いて野田佳彦首相から特別に寄せられたメッセージも発表した。首相は「被災地が現在進めている「復興」は、単なる「復旧」ではありませんし、そうであってはいけません」と指摘。そのうえで「そういう意味で国際的な視点も含めて復興の道筋を議論する今回のフォーラムは有意義かつ時宜にかなったものだ」と評価した。
フォーラムは後援社である日本経済新聞社がネット動画配信サイト、ユーストリーム内に開設した専門チャンネル「NIKKEI Japan Channel」で生中継された。また、日英両言語でアーカイブ化されており、同チャンネルですべてのプログラムを閲覧できる。
「NIKKEI Japan Channel」へはコチラから
主催者挨拶 金川千尋FEC会長・信越化学工業(株)代表取締役会長
来賓挨拶 菅直人前内閣総理大臣
パネル討論(1)「復旧から復興へ 日本からの発信と国際協力の可能性」
〈コーディネーター〉 杉山晋輔外務省アジア大洋州局長
〈パネリスト〉 アロック・プラサード駐日インド大使
韓志強在日中国大使館公使
カート・トン在日米国大使館公使
基調講演 齋藤勁内閣官房副長官
講 演 真山仁氏(作家)
パネル討論(2)「復興をいかにデザインするか 再建への知恵と工程」
〈コーディネーター〉 團紀彦團紀彦建築設計事務所代表・建築家
〈パネリスト〉 森元峯夫エスイー(株)代表取締役社長>
前田匡史国際協力銀行経営企画部長・内閣官房参与
谷口博昭芝浦工業大学大学院教授・元国土交通省事務次官
特別講演 細野豪志環境大臣・原発事故収束・再発防止担当大臣
閉会挨拶 松澤建FEC理事長