安藤隆春前警察庁長官をお迎えし第150回国際問題懇談会を開催
2012年05月16日更新
日本の治安情勢と課題を語る
とき
平成24年(2012)5月16日(水)12時〜14時
ところ
帝国ホテル東京「蘭の間」
概要
平成24年5月16日(水)に安藤隆春前警察庁長官をお招きし第150回国際問題懇談会を開催
内容
FECは5月16日、前警察庁長官の安藤隆春氏を招き、「我が国の治安情勢等について」をテーマに第150回国際問題懇談会を帝国ホテル東京で開催した。
外国人犯罪など犯罪のグローバル化、サイバー犯罪といった新しい脅威に対して、日本の警察が果たすべき役割は大きい。また、東日本大震災における警察の役割の重大さも国民は認識した。治安は弱体化する日本社会の最後の砦とも言われている。
開会に際して松澤建FEC理事長が、「安藤前長官が世界に冠たる我が国の安心と安全の為に、大変なご努力をされ、大きな成果を挙げられてきたのは、皆様良く御存知の通りです。本日は、有意義な意見交換の場にして頂きたい。」と主催者挨拶。
安藤講師は治安に対する基本戦略、オレオレ詐欺、外国人犯罪、暴力団等の治安情勢、国民の規範意識の低下、地域社会の弱体・崩壊といった日本の治安に対する将来のリスク、警察庁長官在任時に発生した東日本大震災でのエピソードや日本警察組織の役割などについて講演。国際テロ対策、経済犯罪、通信システムによる犯罪、災害時における官公庁の役割などの質疑・意見交換が活発に行われ、参加者に感銘を与えた。