前田匡史 内閣官房参与・国際協力銀行国際経営企画部長をお迎えし第145回FEC国際問題懇談会を開催
2011年06月07日更新
国家戦略としてインフラの海外展開を推進する
とき
平成23年(2011)6月7日(火)12時〜14時
ところ
帝国ホテル東京「北京」
概要
平成23年6月7日(火)に前田匡史内閣官房参与をお迎えし第145回FEC国際問題懇談会を開催
内容
民間外交推進協会(FEC)は6月7日、前田匡史内閣官房参与・国際協力銀行国際経営企画部長を招き、「パッケージ型海外インフラ展開と有望分野の支援戦略」をテーマに第145回国際問題懇談会を帝国ホテル東京で開催した。新興国を中心にインフラ需要が急速に拡大、政府も成長戦略の柱として、官民一体でインフラ輸出を推進しているが、実績ある欧米企業や、国家戦略的に取り組んでいる新興国との競争は熾烈だ。開会に際して田丸周FEC常任参与が、「前田講師はオイルマネーの日本誘致など資源金融分野で著名。昨年6月から内閣官房参与としてインフラ輸出の旗振り役として尽力中。ベトナム第2期原発計画の交渉を水面下で進め、日本企業受注が内定した。福島原発事故の影響が懸念されたが、先週のFEC朝食会でサン次期国家主席は日本との約束は変えない旨表明した」と挨拶。前田匡史内閣官房参与は、豊富な資料により世界のインフラ需要、各国の戦略、重点プロジェクトの課題を中心に講演を行った。続く懇談会では、輸出案件の事故責任、政府支援とWTO規則の関係、公的金融の関与増大などデリケートな問題も含め、オフレコを交えた質疑・意見交換が活発に行われた。懇談会には、田代圓東ソー(株)相談役、野村吉三郎全日本空輸(株)最高顧問、齋藤宏(株)みずほコーポレート銀行特別顧問、松尾邦彦国際石油開発帝石(株)相談役、成川哲夫興和不動産(株)代表取締役社長、神山茂(株)ジャステック取締役会長、内田勲横河電機(株)取締役会長ら、多数のFEC役員、会員が出席した。
(田丸 周FEC常任参与・油研工業(株)常勤監査役・記)