海老原紳新駐英国大使を招き第92回FEC国際問題懇談会を開催
2008年04月17日更新
日本にとってのインドネシアの重要さを熱っぽく語り、FECとしての交流促進を
とき
平成20年4月17日(木) 12時〜13時30分
ところ
ホテルオークラ東京・本館5階「山里個室」
概要
海老原紳駐英国大使を招き第93回FEC国際問題懇談会を開催。
内容
本年4月1日の政府の閣議決定を受けて駐英大使に就任の海老原大使を招き懇
談、約2年間の駐インドネシア大使の任を終えられ一時帰朝の海老原駐英国大使と本協会役員らが親しく意見交換を行った。
開会に際して斉藤FEC理事長があいさつ、続いて海老原大使が就任あいさつを兼ね先週までの駐インドネシア大使を終えての感想と、日本にとってのインドネシアの重要性についてご説明。その後本年2月にインドネシアを訪問の第11次アセアン経済事情等調査団々長の稲森俊介味の素(株)特別顧問の発声で乾杯の後、昼食を共に出席のFEC役員と一問一答の懇談が和やかに行われた。
開会に際して斉藤理事長が大使の紹介を兼ねて主催者あいさつ。続いて大使は、前任のインドネシアについて「日本にとってインドネシアは米国についで重要な国」その理由としては、(1)大変大きな国で、200海里の大きさは世界3位。これだけ大きな市場が親日的な国家であること。(2)資源大国(石油、液化天然ガス、石炭、銅等)で天然ガスは我が国への世界最大の輸出国、石炭は世界最大の輸出国である。(3)シーレーンを有している。日本に入ってくる中東の石油はほとんどマラッカ海峡を通過しているが、マラッカ海峡は脆弱で、何かあれば即日本に甚大な影響がでる。(4)基本的価値を共有してる。民主化自由主義経済を推進。(5)日本がアジアを抑えるその鍵はアセアンで、そのアセアンの一番の鍵がインドネシア。人口、GDPもASEAN10か国で最大。
最近は中国がインドネシアにものすごい勢いで攻勢をかけており、資源を含めたシーレーンの確保等、インドネシアでの中国の存在感が増しており、我が国ももっと同国との関係を強める必要があるとあいさつを兼ねた説明の後、稲森味の素(株)特別顧問より本年2月にインドネシアを第11次アセアン経済事情等調査団々長として訪問した際、海老原大使に大変お世話になり、お陰様でインドネシアの副大統領及び各大臣との有意義な意見交換ができた。この場をおかりし改めての御礼と、5月より駐英国大使として着任のお祝いとご健勝を祈念し乾杯の発声の後、出席者と一問一答の懇談が昼食を共に和やかに行われた。
[ご来賓]
海老原 紳 新駐英国特命全権大使
[出席者]
斉藤 邦彦 民間外交推進協会(FEC)理事長
稲森 俊介 味の素(株) 特別顧問・元会長
小長 啓一 AOCホールディングス(株) 取締役相談役
田中 宏 (株)クレハ 取締役会長
清原 武彦 (株)産業経済新聞社 代表取締役会長
渡邊 五郎 森ビル(株) 特別顧問・元三井化学(株) 会長
新町 敏行 (株)日本航空 常任顧問・前会長
佐谷 信 新日本石油(株) 代表取締役副社長
井澤 吉幸 三井物産(株) 代表取締役副社長執行役員
法亢 堯次 (株)フジサンケイ・コミュニケーションズ・インターナショナル 代表取締役会長
ジャン フランソワ・ミニエ ドレスナー・クラインオート証券会社東京支店 取締役 兼 日本における代表者 東京支店長
米澤 泰治 米澤化学(株) 代表取締役社長
坪倉 弘明 信越化学工業(株) 顧問
福田 直利 電源開発(株) 国際事業部部長
高橋 勇幸 味の素(株) 秘書グループ長
前田 貴俊 (FEC)企画事業部次長