民主党代表の小沢一郎衆議院議員を招き第85回FEC国際問題懇談会を開催
2007年10月17日更新
小沢代表を囲んで各界で活躍中のFEC役員が談論風発の場とした国問懇が盛会に催された
とき
平成19年(2007)10月17日(水) 15時半〜17時(小沢代表との懇談は16時〜17時)
ところ
ホテルオークラ東京・別館「ケンジントンテラス」
概要
小沢一郎民主党代表を招き第85回FEC国際問題懇談会を開催。
内容
FECの発足以来の基本的考え方の一党一派に偏しないことに基づき第85回国問懇のゲストスピーカーに今夏の参院選で大勝した民主党の小沢代表を招き内外情勢について率直な意見交換の場とした。
最近マスコミで論評され小沢代表への国民の関心が高まっているなかでの開催。
今次国問懇は小沢代表からの事前連絡で代表の講演の場ではなく、参会者の意見を率直に聞く機会としたいとのことで、1時間の限られたなかで出席のFEC役員が外交・安全保障等の諸問題について代表の考え方を聞いた。代表は1993年に発刊の「日本改造計画」の自著で述べた政治、経済、外交、安全保障等についてのその姿勢は終始一貫変わっていないと述べた。参会者は日頃のマスコミを通じての小沢代表の人間像しか知らなかったが、今次国問懇を通じて政治家小沢代表の真の姿を知り理解できたとの感想を述べた。
FEC民間外交推進協会(斉藤邦彦理事長)は10月17日民主党代表の小沢一郎衆議院議員を招き、ホテルオークラ東京で第85回FEC国際問題懇談会を完全オフレコとして開催した。懇談会には、FEC役員、法人会員、個人会員ら多数が出席した。
開会に際して斉藤理事長より、「日本は流動的時代を迎え福田内閣が発足し、国際情勢も、イラク戦争の泥沼化、イランへの武力行使の懸念、プーチンの強権化、中国党大会など今後数年を規定する事象が起こっている。日本の政界のキーパーソン小沢代表と皆様の活発な意見交換を期待したい」と開会の挨拶の後、小沢代表の到着を待つ間、最近の米国外交動向についての二つの懸念(「北朝鮮政策の軟化」と「対イラン核施設武力行使懸念」)が述べられた。
笹森FEC評議員会副議長(前連合会長)は、「小沢先生の代表就任で連合との関係は極めて良くなった。民主党待望の政局となり国民のために大いに活躍していただきたい」と主催者挨拶を行った。埴岡副理事長は、「民主党の参議院選勝利に祝意と敬意を表したい。38年間日本の政治の中枢で活躍された小沢代表の笑顔は素晴らしく人間性に感服した。雑誌AERAの記事「総理は国の顔」でも大物顔の筆頭にあげられた」と小沢代表の人物像の一端を紹介し、引き続いて出席者との一問一答の懇談が和やかに行われた。
小沢代表との懇談では、FEC副会長の武藤高義カルピス(株)常任相談役、三好孝彦(株)日本製紙グループ本社会長、瀬在幸安日本大学前総長、ジヌー・ユーロコプター日本法人社長、後藤利雄元駐韓国大使、北澤仁(財)吉田茂国際基金監事が、外交、安全保障など幅広い分野について質問を行った。代表は丁寧に簡潔かつ論理的に分かりやすく説明した。横田夫妻は拉致問題の解決に向けての考え方を聞いた。
ご多忙ななか重要な論点を率直にお話しいただき感謝する。英語版の著作を読み感銘を受けた。「友人なら米国に直言すべし」との意見には賛成だ。小沢政権になったら一層のご活躍を祈念したい。本協会としては、形ばかりの粗品で恐縮ですが小沢党首の干支の馬にちなんで馬の置物を贈ります。天馬のごとく今後とも日本政治発展のためのリーダーシップを期待する。
(田丸周FEC常任参与・(株)リケン常勤監査役・記)