FEC平成19年度通常理事会、同総会と第81回FEC国際問題懇談会を開催。金川千尋会長(信越化学工業(株)社長)があいさつ
2007年06月14日更新
谷内正太郎外務事務次官を来賓として招きFEC平成19年度通常総会。FEC役員と正会員の企業代表者ら70名が出席。
とき
平成19年(2007)6月14日(木)12時〜14時
ところ
ANAインターコンチネンタル東京ホテル37階「アリエス」
概要
平成19年度FEC通常理事会、同総会が開会
内容
金川千尋FEC会長(信越化学工業(株)社長)は、平成19年度事業計画と収支予算案、18年度事業報告と収支決算等の議案を上程の今年度通常理事会と同総会を開会。閉会後に谷内外務事務次官を招き第81回FEC国際問題懇談会を開催した。
金川会長は、本年創立25年を迎えられたのは役員、会員の皆様のおかげだ。今後50年100年とFECが発展するために尽力するとあいさつ。続いて総会と理事会の議長に選出された斉藤邦彦理事長が、今日我がFECの民間外交の役割がより重くなっているとあいさつした後、理事会と総会の議事に入り、5件の総会全議案を埴岡副理事長が説明。石原金三FEC代表監事(弁護士)が監査報告を行ない、審議を経て採決に入り、全議案が原案のとおり全会一致で議決された。続いて昼食懇談会を経て第81回FEC国問懇を催した。
FEC総会等は次のとおりに開会された。
(1)金川千尋会長あいさつ
(2)埴岡副理事長から理事会、総会の定足数の報告(定足数に達しており有効である旨の)
(3)理事会と総会の議長に斉藤邦彦理事長を全会一致で選出
(4)議案説明を埴岡副理事長が一括して当たる
(イ)理事会議案(議案総会に付議する事項の件)
(ロ)総会議案([1] 19年度事業計画案と収支予算の件、[2] 18年度事業報告と収支予算の件、[3] 本協会理事等役員の追加選任の件、[4] 本協会役員等の追加選任とその選任を常務理事会に一任する件、[5] 民間外交活動基盤の一層の強化の件、[6] 監事の監査報告の件)
(ハ)審議と採決(全議案が原案のとおり全会一致により議決された)
(ニ)議長が閉会あいさつ(埴岡副理事長が議決に対し謝意を表した)
(5)昼食懇談会(席上埴岡副理事長が役員を代表して春の叙勲で受章の栗山尚一元駐米大使と村岡邦男元駐パキスタン大使に祝意を表した)
(6)来賓として招いた谷内正太郎外務事務次官が「日本外交の現状と今後の展望」をテーマに主張する日本外交の基本政策について率直かつ熱っぽく1時間講演した(第81回FEC国際問題懇談会)
(7)閉会あいさつ(埴岡副理事長が谷内次官への謝意を兼ねて閉会あいさつ)
総会の第5号議案においてFEC民間外交活動基盤の一層の強化の件が全会一致で議決された(3月29日開会の18年度FEC臨時理事会での議決事項を受けて)
(1)創立25年を迎えたFECは、各国の官民からの期待がより高まっている。その証の一つがFECが各国に派遣するFEC経済事情等調査団一行に各国首相等政府要人はじめ各界代表らが積極的に会談。
(2)FECの民間外交は今や日本を代表する立場にあるともいえる。そのFEC民間外交をより強力に発揮し内外の期待に応えることは、日本の国際社会における地位を高めることに資する。
(3)FECは大きな額の予算ではないが、一円の借金もなく、創立以来今日まで一円たりとも官からの補助金、助成金を求めることなく自立の精神で運営に当たり健全財政を貫いている。
(4)強力なFEC民間外交の実力を発揮する源泉は、偏に活動基盤の拡充、すなわち会員の輪を拡大することに尽きる。
以上の議決に基づきFEC役員は、FEC正会員の推薦を役員それぞれが1件(法人)行なうことを確認した。このことは、FEC常務理事会は理事の他、国別委員会委員にも協力を要請することを決意した。