鈴木政二内閣官房副長官を招いての第227回FEC国際セミナー=FEC中部本部
2007年06月14日更新
名古屋はじめ中部の各都市で開催のFEC国際セミナーは今次セミナーで227回目を迎えた
とき
平成19年(2007)6月14日(木) 18時半〜21時
ところ
ホテルオークラレストラン(名古屋市中区の東京海上日動火災ビル内)
概要
鈴木内閣官房長官を招き第227回FEC国際セミナーを名古屋で開催。
内容
「政府の危機管理」と日本を取り巻く国際情勢をテーマに鈴木内閣官房副長官が講演と続いての質疑応答・夕食会
民間外交推進協会中部本部(本部長・内藤明人リンナイ(株)会長)主催の第227回FEC国際セミナー・夕食会が6月14日、名古屋市内のホテルオークラレストランで開催された。セミナーには、小泉、安倍両首相の官房副長官として大車輪の活躍の鈴木政二参議院議員を迎えた。
開会にあたり埴岡副理事長と内藤本部長が最近の日本人の知力の低下を憂い、この度母校の東大に私財から5億円を寄付したことなどのあいさつ。
鈴木副長官の到着を受けて、埴岡副理事長が元公安調査庁長官の不可解な行動に関連し「秋霜烈日」のバッチも地に落ちたとの感を強くしている。総理の女房役から率直に日本の政治経済の現状を聞きたい、と紹介した。
副長官は、冒頭に新幹線の車中で埴岡副理事長と出会ったことが私がここで話す場を与えていただくことになった。不思議な縁を感ずる。26歳で知立市議会議員に最年少当選を果たし、県議を得て47歳で参議院議員に当選した。国対副委員長を7年務め、裏方をこなしてきたが、国家のために働けるなら十分と思っている。今回、素晴らしい日本の総理を生み出すのが仕事と思い、安倍総理を応援した。結果を大切にする小泉前総理と安倍総理の違いを聞かれるが、小泉前総理は決めたら絶対に曲げない鉄の意志を持つ政治家で、世間に言われる冷たい人ではなく、根は実に優しい方で海遊で政府専用機(ジャンボ)で移動中の食事などには必ず側に呼んでもらった。
拉致問題の根源は朝鮮戦争にある。北と韓国は今も休戦状態にあり、金日成は徹底的に日本人を拉致してきてスパイ養成を図り、手段を選ばなかった。北へ拉致された18人と470人の失踪者が立証できれば拉致認定される。北の食料不足は深刻だ。100万トン足りない。人道的に制裁に悩む。最も深刻なのは電力。最大の収入源はニセたばこ、覚せい剤、偽金は世界最高水準だ。武器輸出では中近東へミサイルを流している。これが核流出になれば、米国は絶対許さない。北の唯一食っていける所は軍隊であり、これがクーデターの起きない要因となっている。難民が大量発生し、中国へ流れてくることを中国は最も恐れている。
会食に移る冒頭に内藤明人リンナイ(株)会長のこのたびのロシアからの日ロ両国の関係強化に尽力したことによる功労章の受賞を一同で祝い乾杯し懇談に入った。