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最近開催したFEC国際セミナー

関西・中部地域での活動

2006年06月21日更新

天江喜七郎関西担当大使を迎えて第225回FEC国際セミナー

とき

2006年06月21日(水)

内容

 FEC(副会長・中部本部長、内藤明人リンナイ(株)会長)は8月1日昼、天江喜七郎外務省関西担当大使を迎えての第225回FEC国際セミナーを、ヒルトン名古屋で開催した。セミナーにはFEC法人会員や非会員の企業代表者、個人会員ら60名が出席した。

 冒頭、埴岡和正FEC副理事長が主催者を代表して「名古屋など中部において開催のFEC国際セミナーの第225回の講師に天江大使を招いた」とあいさつ。その中で、内藤FEC中部本部長がこのほど外務大臣表彰を受賞した(「FECニュース8月号で既報)ことを紹介し、鈴木宏子FEC参与がお祝いの花束を贈った。出席者の拍手で、会場全体が祝意を表した。

 昼食懇談に続いて、埴岡副理事長の講師紹介を受け天江大使が講演を行った。天江大使は「中東と旧ソ連邦の現状」をテーマに、中東の歴史・現状と日本にとっての課題、ロシア情勢と日本との関係について、在勤経験を交えて説明を行った。
 閉会に際して、白石久也FEC理事・栄開発(株)相談役が天江大使に謝辞を述べ、併せて、今後FEC民間外交はより重い役割を担うことになると語った。

 【天江大使の講演要旨】
 現在のイスラエルのレバノン攻撃は、レバノン南部のヒズボラによる兵士2人の拉致がきっかけになっている。このヒズボラやイラン、イラクの多数派、パキスタンの約3割を占めるのが、イスラム全体では少数派であるシーア派である。多数派のスンニ派との対立は今後厳しい構図になっていくだろう。
 イスラエルのレバノン攻撃は、ヒズボラの武装を解除してレバノンの軍隊に一括することで、戦闘をストップさせなければならない。イランの核開発もきわめて危険だが、もしアメリカがイランをたたいた場合、各国のシーア派に飛び火して大変なことになる。核兵器は持たない、平和利用はする、ウラン濃縮は国外で、といったところで折り合いが付くのが望ましい。
 ロシアは、石油と天然ガスの高騰を元に、プーチンが官僚機構とインフラの立て直しをしている。他方、米国の一国主義に対して異なった外交政策で対抗している。その際、中東政策でみられるように、とことん反発するというのではなく、米国、欧州との国際経済での相互依存をするとともに、是々非々で異なる立場を打ち出していくことになろう。
 


外務大臣表彰のお祝いの花束を鈴木宏子参与から受ける内藤リンナイ会長 

「中東と旧ソ連邦の現状」をテーマに講演する天江大使


埴岡副理事長を囲み第224回FEC国際セミナー

 埴岡副理事長は6月1日、名古屋市内のFEC名古屋事務局・堀内ビル会議室での名古屋LFEC外交フォーラムで内外情勢をテーマとして講演した。
 冒頭、5月24日に開催された通常総会を踏まえてFECの今後の活動計画を報告し、最近の国際情勢を踏まえた日本外交の問題点とあるべき姿を話した。
 フォーラムにはFEC女性会員名古屋、愛知両支部の会員(LFEC)らが30名出席し、講演後に熱心な質疑応答を行った。会員の多くは、この数年の日本社会の乱れを憂う声を語った。
060601名古屋

埴岡副理事長が内外情勢を踏まえてFECの役割を講演



下條正男拓大教授を招き第223回FEC国際セミナー

 FECは1月25日名古屋市内のFEC名古屋事務局で下條正男拓殖大学教授を招き「竹島問題」をテーマに第223回国際セミナーを開催した。下條教授は近著『竹島は日韓どちらのものか』(文春新書)で竹島問題の混迷の歴史的淵源を解明した。


森本敏拓大教授を招き第222回FEC国際セミナー

 FECは12月13日午後、森本敏拓殖大学教授を招き第222回FEC国際セミナー・第63回名古屋LFEC外交フォーラムを名古屋市内のFEC名古屋事務局で開催した。

 開会に際して埴岡副理事長が主催者あいさつ。続いて森本講師が「日本の本当の危機とは」を演題として熱弁を振るった。続いて森本講師を囲んで出席のFEC会員との間で熱心で真剣な質疑応答を行った。

 森本教授は、2005年を回顧し06年を展望するとして、国際情勢を説明。わが国をめぐる情勢は安定しているように見えても紙一重の危機をはらんでおり、古い言葉だが「富国強兵」による自立自存に立ち返るほかはないと熱のこもった講演を締めくくった。


名古屋地区の法人・個人会員が聴講した (名古屋市内)

講演する森本敏教授

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