第13次FECベトナム訪問団報告会
とき
平成30(2018)年12月13日(木) 14:00~15:30
ところ
如水会館
内容
FECは12月13日、如水会館にて10月7日から13日まで派遣した第13次ベトナム訪問団の報告会を開催した。報告会には、訪問団団長の中垣喜彦FEC日越文化経済委員会委員長(電源開発㈱名誉顧問)はじめ団員、斉田幸雄外務省アジア大洋州局南部アジア部南東アジア第一課長、FEC役員、会員等合わせて25名が出席した。
まず、松澤建FEC理事長が「外交関係樹立45周年という記念すべき年に訪問団が成果を挙げ無事に帰国したことは大変喜ばしい。FECでは毎年ベトナムに訪問団を派遣しており、今回の訪問団も外務省や日本大使館員の方々に多くのご協力をいただき、充実した面談ができた。今後も両国の絆が益々重要となり、日本と相手国との相互の発展に努力していきたい。最後に今回で連続8回の団長を努めていただいた電源開発㈱中垣喜彦名誉顧問に敬意と感謝を申し上げる」と挨拶した。
次に来賓の斉田課長から、「10月に日メコン首脳会議があり、今後に向けての話合があった。1つ目は、「自由で開かれたアジア」。アセアン、メコン地域を自由で開かれた地域に進めていくにはベトナムが鍵となるだろう。また、SDGs(持続可能な開発目標)を30年に向けて日メコン協力プロジェクトとして掲げている。2つ目は、18年は日本とベトナムの間で、2回の首脳会談と4回の外相会談が行われ、例年に比べて多い1年だった。3つ目は、この5年間で日本とベトナムの関係が深まり、人の往来が多くなった。日本企業の投資がメコン地域の成長の鍵となっており、急速な成長を遂げてきているベトナムとの関係をどう構築していくかが今後の課題だ」と、挨拶があった。
続いて、中垣団長より報告書に基づき今次訪問団の報告がされた。1. 緒論、2. 中進国ベトナム経済の主要な課題、3. 電源開発・送電系統設備の開発とベストミクスの実現、4. 基礎教育(小・中・高)改善の緊急性、5. 国有企業等の効率化対策、6. 民生・福祉面の改善対策、7. 異常気象対策、と7分野についての見解が詳細に報告された。