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中垣喜彦団長の下第6次FECベトナム経済事情等調査団が実り多い訪問を終えて帰国

ベトナム 日越文化経済委員会 海外訪問団

2011年11月19日更新

ベトナム新陣容の政府要人ほかと内容豊かな会談

第6次FECベトナム経済事情等調査団団員一行

第6次FECベトナム経済事情等調査団団員一行

中垣喜彦団長(左)とサン国家主席(右)

中垣喜彦団長(左)とサン国家主席(右)

サン国家主席(中央)と記念撮影

サン国家主席(中央)と記念撮影

ドン計画投資副大臣との会談風景

ドン計画投資副大臣との会談風景

中垣喜彦団長(左)ルアン教育訓練大臣(右)

中垣喜彦団長(左)ルアン教育訓練大臣(右)

とき

平成23年(2011)11月12日(土)〜11月19日(土) 8日間

ところ

ハノイ、ホーチミン

概要

中垣喜彦団長の下第6次FECベトナム経済事情等調査団が実り多い訪問を終えて帰国

内容

目 的

 

新しい陣容の政府が発足したべトナムとの経済・人材交流強化のための要人等との意見交換と現地視察

概 要

民間外交推進協会(FEC)は、中垣喜彦FECアセアン文化経済委員会副委員長、電源開発(株)相談役・前社長を団長とする第6次FECベトナム経済事情等調査団を11月12日〜19日ベトナムに派遣した。FEC調査団の同国訪問は6回目となるが、今回の訪問は、今年1月の共産党大会で新指導部が発足し、8月の国会でチュオン・タン・サン国家主席が選任されるとともに、グエン・タン・ズン首相が再選されて新内閣が発足したことを踏まえて、新陣容の政府要人と意見交換を行うタイムリーなものであった。

ベトナムは国造りを進める上で日本の支援を熱望しており、単に資金的な協力のみならず、日本の技術、経験、ノウハウ等を含め広く日本から学びたいとしており、このようなベトナムと心を通わせ共栄の道を探ることは、両国にとって測り知れない価値のあることである。今回の訪問においても、経験豊富な団長以下による建設的、率直な意見交換は、双方の高い評価を得た。今後、今回の訪問が具体的成果につながることが期待される。

調査団は、中垣団長以下、顧問の湯下博之元駐ベトナム大使のほか、電力、運輸、保険、化学、建設、食品、医療等の分野の法人会員の関係者により編成された。

【日程】

〈11月12日〉 成田空港JAL貴賓室「菊」にて結団式を終え日本航空にて一路ハノイへ。

〈13日〉 終日=ハロン湾(クルーズ、鍾乳洞観光等)視察。

〈14日〉 午前=首相府にてフック副首相と会談。ベトナム日本商工会訪問。午後=ハノイ市内視察。大使公邸にて谷﨑泰明駐ベトナム大使主催の夕食懇談会。

〈15日〉 午前=保健省にてティエン保険大臣と会談。外務省にてフン外務副大臣と会談。午後=計画投資省にてドン計画投資副大臣と会談。教育訓練省にてルアン教育訓練大臣と会談。交通運輸省にてティウ交通運輸副大臣と会談。

〈16日〉 午前=国家主席府にてサン国家主席を表敬訪問。タンロン工業団地を視察。午後=ベトナム航空にてホーチミンへ。総領事公邸にて日田春光在ホーチミン総領事主催の夕食懇談会。

〈17日〉 午前=AMATA工業団地フオン副社長と懇談。同工業団地内の日系工場(花王、YKK)視察。午後=ホーチミン市内のインフラ視察(トゥーライエムトンネル等)。市役所にてハー・ホーチミン市人民委員会副委員長と会談。

〈18日〉 午前=歴史博物館視察。Kaizen Yoshida School訪問。午後=ホーチミン日本商工会訪問。ベンタイン市場視察。中垣喜彦団長主催の夕食懇談会。日本航空にて帰国の途へ。

〈19日〉 午前=成田空港着。

【団員】

団長=中垣喜彦電源開発(株)相談役・前社長

顧問=湯下博之FEC専務理事兼日越文化経済委員会顧問、元駐ベトナム大使

事務局長=新村隆之電源開発(株)国際営業部ハノイ事務所長

団員=▽岡崎真雄あいおいニッセイ同和損害保険(株)特別顧問、FEC副会長▽松本謙一サクラグローバルホールディング(株)代表取締役会長▽柴田富雄信越化学工業(株)顧問▽藤村達夫ジェイティシー(株)代表取締役会長▽西田憲正東横イングループオーナー(創業者)▽石山范成田国際空港(株)専務執行役員▽真田年幸森ビル(株)香港駐在事務所首席代表▽ダム・フィ・ビンあいおいニッセイ同和損害保険(株)ハノイ事務所部長▽大森光治JNCフィルター(株)代表取締役社長▽蒲田浩久清水建設(株)国際支店営業部主査▽小川智味の素(株)食品事業本部海外食品部専任部長▽平吉行阪和興業(株)阪和ベトナム社長▽関塚正之野村證券(株)コンシューマー&リテールセクターマネージング・ディレクター、随行員1名

新陣容のベトナム指導者との関係構築

FECは、平成18年のズン首相訪日時に、同首相臨席のもと日越文化経済委員会を発足させ、以来、同首相のほか、党書記長、国家主席、国会議長の訪日時に意見交換の場を持ち、また、在日ベトナム大使館と共催で日越経済問題等協議会を年複数回開催して、意思疎通と交流を図って来ているが、今回の訪問でもサン新国家主席をはじめ新しい関係閣僚や副大臣と面識を得、率直な意見交換を行ったことは、2020年に向けて近代化、工業化を図ろうとしているベトナムと共に歩みながら共生共栄の道を築いて行く上で、貴重な一歩であった。

(湯下博之顧問・FEC専務理事兼日越文化経済委員会顧問・記)

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