国賓扱いのマイン・ベトナム共産党書記長来日に際して金川FEC会長が歓迎午餐会を開催し心暖かい歓迎を行う
2009年04月20日更新
マイン書記長を囲んで金川会長はじめFEC役員が経済協力などについて親しく懇談しFECとベトナムとの友好関係をより深める
とき
平成21年(2009)4月20日(月) 12時〜13時45分
ところ
ホテルオークラ東京「平安の間」
概要
国賓のマイン・ベトナム共産党書記長を招き歓迎午餐会を開催
内容
民間外交推進協会(会長・金川千尋信越化学工業株式会社社長)は4月20日、準国賓として来日のベトナムのノン・ドゥック・マイン共産党書記長を招きホテルオークラ東京・平安の間で歓迎午餐会を開催した。
主催者を代表し金川FEC会長は、「FECとベトナムとの関係は今日極めて緊密な間柄となっており、その象徴すべきことが本日書記長閣下を招いてのFEC午餐会であり、ご来日を心から歓迎する、昨年5月にベトナム政府から叙勲の栄に浴したことに深く謝意を表す」とあいさつ。
続いてFEC日越文化経済委員会の武藤高義前委員長(カルピス株式会社相談役)の発声で一同が乾杯し書記長の来日に歓迎の意を表した。マイン書記長は答礼あいさつで「本日の心暖かいFECの歓迎に感謝する。長年の両国関係の強化に向けてのFECの活躍に経緯と謝意を表する」と述べた。
引き続いての昼食懇談は埴岡和正FEC理事長の軽妙な進行で進められ28名のFEC副会長、理事等役員と書記長の随員30名の内の公式随員のファム・ザー・キエム副首相・外相、ゴー・ヴァン・ズー共産党中央委員会事務局長、ヴォー・ホン・フック計画投資大臣ら9名がそれぞれ紹介された。懇談の場ではFEC日越文化経済委員の庄山悦彦株式会社日立製作所取締役会議長、佃和夫三菱重工業株式会社会長が2020年のベトナム原子力発電所建設には我々オール日本で協力したいと発言、さらにFEC理事の似鳥昭雄株式会社ニトリ社長が、年間40万件の家具をベトナムで製造し日本に輸入しているが、道路事情が悪く業務に支障が出ているので改良して欲しいと述べた。FEC側の発言に対し書記長自身、計画投資大臣が丁重に答えた。午餐会は互いに率直な意見を述べ合うなどの和やかなムードで催された。
閉会を前に金川会長が書記長に馬の置物と鯉のぼりのセットを、書記長から金川会長にお皿の記念品が贈られ、両氏によって友好を確認し硬く握手した。その後、両氏を囲んでFEC側全出席者、9名のベトナム公式随員と坂場三男駐ベトナム大使、楠本祐一外務省儀典長も入っての記念写真を別室において撮影した後、金川会長は白バイ5台、パトカーで先導された書記長の専用車をホテル玄関まで見送った。書記長は出発に際し金川会長に何回もありがとうと謝意を述べ、しっかりと握手し別れを惜しんだ。
マイン書記長は今回で3回目の来日となった。
金川FEC会長の歓迎あいさつ
ノン・ドウツク・マイン・ベトナム共産党書記長閣下をお迎えしての歓迎午餐会開会に際し、閣下に対し民間外交推進協会を代表し歓迎の意を表する機会を得ましたことは、私の深く喜びとしるところです。
ご高承のとおり本協会は貴国のドイモイ政策を支持しこの20年間、両国間の経済、文化交流事業を推進してまいりました。おかげさまにて今日、FECと貴国とはまさに水魚の交わりと言える関係に発展しておりご同慶の至りでございます。別して、両者の人的交流は年々緊密化され、今や肝胆相照らす間柄となっておりますが、その象徴的なことが、本日の閣下をお招きできたことと存じます。 さて、近年貴国の経済発展ぶりは目覚ましく、現在の厳しい世界経済情勢下にあっても、まことにたくましく躍動を続けております。この繁栄は、ひとえに閣下のお見事な政治的指導力そのもので有ることは明らかでありこころから深く敬意を表します。 本協会そして日越文化経済委員会としては、今後とも両国の関係強化に向けての投資、貿易促進の経済交流はじめ諸事業を実施してまいります。なかんずく、貴国の次の時代を担う世代の人材育成に係わる支援事業の推進に鋭意努めてまいりたいと存じます。 終わりに昨年春、貴国政府より叙勲の栄に浴しましたことは、私にとっては誠に光栄なことであり、改めて厚く御礼申し上げます。この栄誉はひとえに本日ご列席の皆様方のご協力ご厚情の賜ものと存じ、今さらながら感謝の念にたえない次第でございます。 以上まことに簡単ですが、マイン書記長閣下のご来日の歓迎挨拶といたします。 |