ホアン・ベトナム商工大臣と埴岡FEC副理事長が会談。 EPA、人材育成等を率直な意見を交換
2008年05月24日更新
湯下博之FEC日越委員長代行とカップ前駐日大使、ビン駐日ベトナム大使らが同席
とき
平成20年(2008)5月24日(土) 9時半〜10時半
ところ
在日ベトナム大使館
概要
ホアン・ベトナム商工大臣と埴岡FEC副理事長が会談。
内容
埴岡和正FEC副理事長はビン駐日ベトナム大使の招きで24日(土)、在日ベトナム大使館を訪問。来日中のブー・フイ・ホアン商工大臣と両国関係の強化に向けて率直な意見交換を行った。
会談にはFECの招きで来日のカップ前駐日大使、ビン駐日大使、チュン商務参事官らと湯下博之FEC日越文化経済委員長代行(元駐ベトナム大使)が同席した。
埴岡副理事長は冒頭にこの数年で日本とベトナムとの経済関係はめざましく発展しFEC法人会員の企業の対越投資は年々増加しており喜ばしいと述べ、ホアン大臣はこの大きな伸びはカップ、ビン両大使の努力と我が友人のFECの果してきた役割が大きいと発言した。両者の意見交換では両国政府間で交渉中の経済連携協定(EPA)。ベトナムの人材育成、国民各層レベル間の交流とFEC日越文化経済委員会の今年度事業などが話題となった。大臣は「本年は両国の国交樹立35周年の記念すべき年であり今年中にぜひEPAを調印したい」。カップ大使は「1月下旬の帰国において大変に気になっていたのがEPA問題で本年の上期にはと切望していた」。ビン大使は「EPAの両国交渉は非公式を含めると9回行っており10回目の交渉ではまとまると期待している」とそれぞれ語り、大臣はさらに高村外相、甘利経産相との会談を通じてEPAの調印に向けての環境が整備されているとの印象を持ったと説明した。ビン大使もEPA交渉を通して感じたことは政府間のみならず政治、団体、マスコミ、研究者など各分野での交流の大切で、その意味からもFECの役割は大きいと語った。その他両国の経済関係が発展する中で必要となるのは人材であり、この人材育成は極めて重要な柱となるとのことで両者が一致した。1時間の会談を終えて大臣と埴岡副理事長が記念品を交換した。