ビン駐日ベトナム大使が公邸に新旧FEC日越委員長等FEC役員を招き夕食懇談会を開催、岩下新委員長がベトナムに学校開設の計画を表明

とき

平成20年(2008)5月19日(月)　18時30分〜21時

ところ

在日ベトナム大使館＝大使公邸

概要

ビン駐日ベトナム大使が公邸に新旧FEC日越委員長等役員を招き夕食懇談会を開催（第24回ベトナム問題研究会）。

内容

岩下　誠宏　(株)ADEKA 名誉会長　日越文化経済委員長

武藤　高義　カルピス(株) 相談役　前日越文化経済委員長

湯下　博之　元駐ベトナム大使　日越文化経済委員長代行

北　修爾　阪和興業(株) 代表取締役社長　日越文化経済委員

渡邊　頼純　慶應義塾大学 総合政策学部 教授

天坊　昭彦　出光興産(株) 代表取締役社長　日越文化経済委員

(FEC本部役員)

埴岡和正　　民間外交推進協会(FEC)副理事長・専務理事

平成20年4月1日にFEC日越文化経済委員会委員長が武藤高義カルピス(株)相談役から岩下誠宏(株)ADEKA名誉会長に交代したことを受けて、ビン駐日ベトナム大使が公邸で夕食会を催し新旧委員長はじめ主な役員を招き今後の両国の関係発展に向けての協力要請などの懇談の場を設けた。在日大使館はビン大使、ハー公使、トゥアン参事官ら幹部が出席し岩下新日越委員長はじめFEC役員との活発な意見交換を通じて両者の今後の協力を確認した。
(注)FEC側出席者は上記のとおり

夕食会の開会までは大使応接室において埴岡FEC副理事長がビン大使に岩下日越委員長らFEC役員らを紹介し大使を囲んで談笑した。その後会場を移り着席による夕食会に入った。

夕食会は冒頭に埴岡副理事長が一言あいさつとFEC日越委員会役員と大使館幹部の両者を順次紹介。大使が武藤前委員長の在任中の活躍に謝意を表し岩下新委員長の活躍に期待する旨を述べ、本年1月下旬に大使として着任以来、もっとも多くの回数会っているがFEC役員であり、それだけFECと大使館の関係が深いという証だと語り出席の天坊昭彦出光興産(株)社長にベトナムでの石油コンビナート建設等のプロジェクトに強い期待を持っているとあいさつした。続いて武藤前委員長は2年の委員長在任中は、ズン首相を招いての日越委員会の発会、チエット国家主席の国賓として来日時の歓迎会の開催などベトナムの党、政府要人の来日時には必ず懇談の場を設けて交流を深め、この数年の両国の経済交流の発展はめざましいものがあると大任を終えてのあいさつを行った。その後、ベトナム料理を賞味しながら両国間の大きな課題であるEPA調印に向けての問題点なども大使と渡辺慶大教授、岩下委員長、北委員らが活発な意見を交換した。その他の問題についても湯下委員長代行を交えて大いに議論した。

閉会を前に岩下委員長が、当委員会としては今後ベトナムの人材育成の分野で貢献したいと力強く述べ、ベトナムに日本語の学校開設を考えているとの所信を表明し、大使の夕食会招待に謝意を表し答礼あいさつを行ない夕食会を終えた。