ヴィエット・ベトナム共産党政治局員・中央組織委員長を招き歓迎会を兼ねて第16回ベトナム問題研究会を開催
2007年10月11日更新
両国の関係強化に向けての率直且つ活発な意見交換の場、20年3月の第3次FEC訪越団の訪問が歓迎される
とき
平成19年(2007)10月11日(木) 12時00分〜13時40分
ところ
ホテルオークラ東京・本館
内容
2回目の訪日となった党政治局員のホー・ドゥック・ヴィエット党中央組織委員長と一行の歓迎昼食会を兼ねての両国の経済交流促進上の諸問題の意見交換を行なう第16回FECベトナム問題研究会を開催。
FEC日越文化経済委員会の主催によるヴィエット党政治局員を迎えての第16回FECベトナム問題研究会が開催された。主催者を代表しFEC日越文化経済副委員長の田中宏(株)クレハ取締役会長が「ヴィエット政治局員の来日を歓迎する。近年両国間の経済はじめ各分野での交流が促進され関係が強化されていることはまことに慶しい」とあいさつ。続いて田中副委員長の音頭で日本酒により一同が乾杯した。続いて昼食を伴に両者間で率直な意見を交換しての和やかなムードの懇談の場となった。
埴岡FEC副理事長の進行により懇談が進み、田中副委員長が来年3月に第3次FECベトナム経済事情等調査団の一員として訪問するとの発言に対し、ヴィエット政治局員は「その際は私が会長を務める越日国会議員連盟として歓迎の場を設けたい」との歓迎の意を表した。続いてFEC副会長の内藤明人リンナイ(株)会長が、ベトナムに投資20年の経過と今日の順調な発展状況と今春の工場拡張のための再投資を説明。政治局員は「リンナイ製品の品質の高さはベトナムで広く知られている」と答えた。同副会長の野村吉三郎全日空最高顧問・前会長は、同社の成田〜ホーチミン間の航空路の開設までの経緯と今後の成田〜ハノイ間の新路線の開設に向けての意欲を示した。政治局員は「ぜひ開設して欲しい。ベトナム政府は全面的に歓迎し協力する」と述べた。引き続いて埴岡副理事長の「カップ大使が着任しての4年で両国間の経済分野の発展は数字が示すとおりにめざましい。大使の尽力に敬意を表し一同で乾杯を。発声は湯下元駐越大使に」との発言を受けて湯下博之FEC日越文化経済委員長代行が、「今や両国は政府間においては極めて密接な関係にあるが、民間レベルにおける交流は不十分であり、この重要な役割を担っているのが本協会であり当委員会だ」と説明を行った。政治局員は「FECの存在とその重要な役割はベトナムでは十分に知られておりその活躍には深く敬意を表す」と答えた。その他原子力分野での協力の進め方についても率直な意見が交換された。
代表団は、政治局員の他グエン・ダン・ヴァン国会議員、チュー・トゥアン・カップ駐日大使、トアン・ゴック・カイン党中央対外委員会官房長ら11名が出席した。