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トラン・ヴァン・トゥ早稲田大学教授を招き「ドイモイ政策の成果と課題」をテーマにベトナム経済の現状を詳しく説明

ベトナム 日越文化経済委員会

2007年02月01日更新

第5回FECベトナム問題研究会 FEC日越文化経済委員会

主催者を代表してあいさつの武藤高義日越委員長

主催者を代表してあいさつの武藤高義日越委員長

ベトナム経済の現状を説明のトラン教授

ベトナム経済の現状を説明のトラン教授

とき

平成19年(2007)2月1日(木)正午から14時

ところ

ホテルオークラ東京・本館11階「スターライト」

概要

ベトナムのドイモイ政策が20年を迎えたことを受けて「ドイモイ政策の成果と課題」を第5回FECベトナム問題研究会。

内容

テーマ

ベトナムのドイモイ政策が20年を迎えたことを受けて「ドイモイ政策の成果と課題」をテーマに経済情勢の現状と今後の課題

内 容

開会時に前日にベトナム出張から帰国の日越文化経済委員長の武藤高義カルピス(株)会長が急激に経済発展するベトナムの今日にふれて主催者あいさつを行なった。。続いてベトナム人の経済学者として日本で活躍中のトラン・ヴァン・トゥ早稲田大学教授が上等な日本語でテーマに基づいて説明。続いて昼食を挟んで講師と出席のFEC役員会員の企業代表者が活発な質疑応答を行った。閉会に際して元駐ベトナム大使の湯下博之日越委員長代行が教授が両国で大変に活躍中と紹介し謝辞を述べた。

概 要

武藤委員長は、ベトナムは一年で大きく変貌していると急成長の現状を説明した。トラン教授は、ドイモイ20年をどう統括できるか、現段階の課題は何か。中期、長期発展をどのように展望するかを前置きして、ドイモイ政策が到達したベトナム経済の現段階を、成長と安定が両立し貧困対策が概ね成功したと述べ、今後の課題は国営企業の投資、公共投資の改善、貧富格差拡大と環境、交通問題を挙げた。ベトナム経済の将来として、中長期発展の展望としては2010年までには低開発国から明らかに脱出し次のステップの新興工業国に2020年までに達すると自信のほどを述べ、ベトナムは国としては工業化を目指すと説明した。

質疑応答でFEC副会長の内藤リンナイ会長は、ベトナムのモノづくりは成功する、他国との対比においてベトナムの工業化はベトナム人の国民性等々に適していると強調した。予定の閉会時間まで次々に質問、意見が出されて活発な意見交換の場となった。

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