ナルィシュキン・ロシア大統領府長官をお迎えして朝食会を開催
2011年07月05日更新
文化・人的交流は民間外交の重要な柱
とき
平成23年(2011)7月5日(火)8時〜9時
ところ
帝国ホテル東京「桜の間」
概要
平成23年7月5日(火)にナルィシュキン・ロシア大統領府長官をお迎えして朝食会を開催
内容
民間外交推進協会(FEC)は7月5日、セルゲイ・ナルィシュキン・ロシア連邦大統領府長官を招き帝国ホテル東京で歓迎朝食会を開催した。FECは、調査団派遣や、政府要人の講演会、在日ロシア大使館との定期協議など21年に亘りロシアと活発な交流を行っている。ナルィシュキン大統領府長官は、2006年から毎年開催されている「日本におけるロシア文化フェスティバル」のため来日した。FECは副首相・官房長官在任中より親しく親交を深めており、昨年10月の来日時に続き7回目のFEC主催の朝食懇談会となった。朝食懇談会にはロシア側はナルィシュキン長官、ベールィ 駐日ロシア大使、シュヴィトコイ国際文化協力担当大統領特別代表、メーゼンツェフ・イルクーツク州知事ら7名、日本側は瀨在幸安FEC日露文化経済委員会委員・元日本大学総長、生田正治(株)商船三井最高顧問、山口範雄味の素(株)代表取締役会長、森元峯夫株式会社エスイー代表取締役社長、松尾邦彦国際石油開発帝石(株)相談役、都甲岳洋FEC日露文化経済委員会顧問・元駐ロシア大使ら22名が出席した。
開会に際して松澤建FEC理事長より、「2007年以来7回目となるナルィシュキン長官との懇談会開催は大きな喜び。東日本大震災に際し、ロシア政府とロシアの人々からの心のこもったご支援に感謝する。長官は昨年12月モスクワで行われた民間外交フォーラムで、民間外交の重要性を強調された。誠に喜ばしく、歓迎すべきこと。本日長官から直接ロシアの民間外交推進について伺えることは大変楽しみであり有益。二国間の問題解決にも、FECは日本の民間外交推進の柱として全力を尽くしたい。本日の機会を新しい起点とし、日露両国民の友情が深まり、相互理解の増進と問題解決の環境醸成につながることを念願する」と主催者挨拶。ナルィシュキン長官は答礼挨拶で、「FEC懇談会は毎回率直な意見交換を行う重要な会。日露関係発展に向けた皆様の提案は有り難く、ロシアの対日外交政策に反映させている。東日本大震災に関し心から哀悼申し上げる。ロシア人は日本の災害を自らの悲劇と受け止め、物心両面から支援した。昨日、政府代表者と会談し、復興支援に向けたエネルギー協力を表明した。先週開幕した「日本におけるロシア文化フェスティバル」は、新生ロシア20年と宣教師聖ニコライの日本渡来150年を記念して行われる。 文化・人的交流を通じた相互理解の深化は民間外交の重要な柱」と述べた。朝食会では、FEC側出席者からロシア政治情勢の質問や文化交流、ロシア事業拡大への期待等が述べられ、ナルィシュキン長官は率直に所感を述べた。
(田丸周FEC常任参与・油研工業(株)常勤監査役・記)