東郷和彦京都産業大学教授をお迎えし第104回FECロシア問題研究会を開催=FEC日露文化経済委員会
2011年06月14日更新
北方領土問題解決は残された戦後処理
とき
平成23年(2011)6月14日(火)12時〜14時
ところ
帝国ホテル東京「北京」
概要
平成23年6月14日(火)に東郷和彦京都産業大学教授をお招きし第104回FECロシア問題研究会を開催
内容
民間外交推進協会(FEC)は6月14日、東郷和彦京都産業大学教授・世界問題研究所所長を招き、「「北方領土交渉」を語る」をテーマに第104回FECロシア問題研究会を帝国ホテル東京で開催した。日本の政治の混迷が続く中で、ロシアはメドベージェフ大統領の国後島訪問など北方領土の固定化に向けた動きを活発化している。東郷和彦講師は外務省で長年対ソ連・ロシア外交に携わり、北方領土返還交渉に尽力された。松澤建FEC理事長の開会挨拶に続き、東郷和彦講師は、領土問題の原点、戦後の交渉経緯、今後の展望などについて率直な所感を述べた。講演後の懇談会では近著(「北方領土交渉秘録」)が配付され、主権問題、両国民の意識、臨場感溢れる交渉場面などについて、オフレコを交えた質疑・意見交換が活発に行われた。懇談会には、田代圓東ソー(株)相談役、齋藤宏(株)みずほコーポレート銀行特別顧問、松尾邦彦国際石油開発帝石(株)相談役、小野寺優(株)ニフコ代表取締役社長、成川哲夫興和不動産(株)代表取締役社長、大戸武元(株)ニチレイ相談役ら、多数のFEC役員、会員が出席した。
(田丸周FEC常任参与・油研工業(株)常勤監査役・記)