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レヴィチン・ロシア連邦運輸大臣一行を招き日露経済懇談会で、政治・経済問題について率直な意見交換

ロシア 日露文化経済委員会

2007年02月28日更新

第69回FECロシア問題研究会 FEC日露文化経済委員会

歓迎あいさつの内藤明人委員長

歓迎あいさつの内藤明人委員長

答礼あいさつのレヴィチン・ロシア運輸大臣

答礼あいさつのレヴィチン・ロシア運輸大臣

とき

平成19年(2007)2月28日(水)12時45分〜14時45分

ところ

ホテルオークラ東京・本館2階「クリフォード」

概要

ロシア運輸大臣を招きFEC日露経済懇談会開催。

内容

テーマ

日本企業の対ロシア投資額が2006年で105億ドルと急増する中で、ロシアのアカウンタビリティー透明性の確保が極めて重要と思われる情勢下で、率直な意見交換を通じて日ロ両国の相互理解増進に寄与するための場となる。

内 容

石油の高騰で外交力、経済力に自信を持ったロシアは、2月27〜28日に東京で開会された第2回日ロフォーラムに出席のため来日のフラトコフ首相、レヴィチン運輸相、レイマン情報技術・通信大臣、フリステンコ産業エネルギー大臣らの官民代表団の中からレヴィチン運輸相ら11名を招きFEC日露経済等懇談会を開催、FECからは内藤明人委員長、荒木活利会長、都甲岳洋委員長代行ら20名の役員が出席し本音の意見を交換した。

概 要

開会に際して埴岡FEC副理事長がレヴィチン大臣を招いた理由は人柄を第一としたからとあいさつ。続いて主催者を代表しFEC日露委員長の内藤明人リンナイ(株)会長が、昨年11月のメダル受賞の御礼を兼ねて歓迎あいさつを行った。

引き続いて埴岡副理事長がFEC側の主な出席者を紹介した後、「2月は日ロ両国にとって極めて関係がある月で、305年前の2月に史上初めての日本人とロシア人と出会いがあった。さらには1855年2月7日に下田で日露通好条約が結ばれ北方4島の日本領土が確定した。北方4島返還は日本国民の悲願」と述べた。しかし、本日はこのことはテーマとはしないと語った。大臣は、2月は私自身にとっても大切な月で、私の誕生月だと述べるなど答礼あいさつ。その後、ロシアのインフラ整備状況とそのプロジェクトへの投資魅力などについて話した。引き続いての昼食懇談会では、袴田日露委員が領土問題に対するロシアの立場が固くなっているが、その理由は、重原FEC参与が、OECD報告を引用してロシアの法の支配、汚職問題を指摘、日ロ両国のビジネスを進めるには透明性の確保が重要と述べた。大臣は各質問に対して、汚職問題は十分承知している。汚職は非効率で是正しなければならない。「自分は極東に長く勤務したので、極東戦略は知っている。領土で固くなったとは思わない。むしろ正直になったと答えた。

レヴィチン大臣には、アシドレーエフ同省国際協力局長、トヴァルドフスキー経済・投資局長、アムブロソフ(株)極東海洋汽船会社社長ら11名が同伴した。

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