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FECモンゴル教育経済事情等調査団がモンゴル大統領を表敬。外交貿易大臣、資源・エネルギー大臣らとも会談

モンゴル 日モ文化経済委員会

2009年05月06日更新

松澤建団長にモンゴルのオトゴンデル大学より名誉博士号が授与されるなど官民挙げての大歓迎を受ける

エンフバヤル大統領と会談を終えた松澤団長(右)

エンフバヤル大統領と会談を終えた松澤団長(右)

モンゴルで最大の私立大学のオトゴンテンゲル大学での名誉博士号授与式

モンゴルで最大の私立大学のオトゴンテンゲル大学での名誉博士号授与式

日本式の授業を実施の新モンゴル高校を訪問

日本式の授業を実施の新モンゴル高校を訪問

外交貿易大臣と会談の調査団一行

外交貿易大臣と会談の調査団一行

とき

平成21年(2009)5月6日(水)〜5月9日(土) 4日間

ところ

モンゴル(ウランバートル)

概要

FECモンゴル教育経済事情等調査団がモンゴル大統領表敬、外交貿易大臣、資源・エネルギー大臣らとも会談

内容

調査事項

ジグジット駐日モンゴル大使らの派遣要請を受けて初めてのFECモンゴル教育経済事情等調査団をFEC副会長の松澤建学校法人青山学院理事長を団長として実施。教育交流を通じて両国関係の発展に寄与し併せてビジネス交流に向けての同国インフラ状況の調査のため。

団 員

 

団 長 松 澤   建 学校法人青山学院理事長、民間外交推進協会(FEC)副会長
顧 問 都 甲 岳 洋 FEC日露文化経済委員会委員長代行・元駐ロシア大使
団 員 杉 村 佐 壽 学校法人青山学院常務理事
団 員 土 山 實 男 青山学院大学副学長
団 員 吉 波   弘 青山学院大学文学部教授・国際交流センター所長
団 員 岩 田 伸 人 青山学院大学経営学部教授
事務局長 山 田 明 男 学校法人青山学院総務部部長
副団長 今 田   潔 信越化学工業(株)顧問
団 員 小 島 章 伸 大成建設(株)営業本部副本部長
団 員 長 谷   昇 (株)日建設計理事CR推進担当
団 員 京 極 昌 信 (株)東芝総合営業推進部営業第二担当部長
団 員 数 永 友 章 港北出版印刷(株)取締役第一営業本部営業2部長
事務局次長 前 田 貴 俊 民間外交推進協会(FEC)企画事業部次長
特別随行員 ペマ・ギャルポ 桐蔭横浜大学大学院教授(モンゴル国大統領社会文化担当顧問)
概 要

松澤建FEC副会長・青山学院理事長を団長とした初めてのFEC教育経済事情等調査団は5月6〜9日、モンゴルを訪問した。実質は2日間の短期訪問中に終日中身の濃い公的催しが実施されるという教育交流を行ない、さらには世界同時不況で厳しい不況下にある同国経済に、今次調査団は一片の清涼の風をおくる機会を担った。

調査団は日本路墓地で献花、松澤青学理事長に名誉博士号

 5月7日朝、先の大戦の抑留戦没者が眠る日本人墓地に詣でて献花した後、モンゴル最大規模の私立大学のオトコンデンゲル大学を訪問。大学創設者理事長のオユンホロル氏はじめ大学幹部らの揃っての出迎えを受けて大会議室へ案内される。

松澤青学理事長への同大学名誉博士号の授与式に臨んだ。ナランチメッグ学長は「松澤理事長に本学名誉博士号を贈れることは大変名誉でこれまでの教育発展への活動を高く評価する」と述べ名誉博士号証を授与した。続いて松澤団長が教授ら職員、学生とマスコミ関係者を前に謝意のあいさつを兼ねての記念講演を行った。日本語学科生による御祝いの日本の唄が披露されるなど歓迎ムードの中で友好親善一色となった。

 

国会議長にも表敬訪問

 7日午前の大統領表敬に続き同日午後、大統領府に昨年議長に就任のデムベレル国家大会議議長(国会議長)を表敬。国会議長は入り口で団員一人ひとりを握手で出迎え、歓迎あいさつでモンゴルの地下資源・インフラ整備に日本の協力を、次に人材育成に支援を願いたいと述べた後に意見交換を行った。

資源エネルギー相と会談

 8日午前、非議員で九州大学に一年間留学したことのあるゾリグト大臣は歓迎あいさつで、第4の石炭火力発電所建設など日本のODA支援で順調に進んでいると述べ、資源開発とそのための人材育成には日本の支援を得たいと力説した。さらには日本とのEPA、FTA締結に向けての熱意を語った。意見交換では、松澤団長との間で人材育成、経済関係強化に向けての率直で活発な意見と考え方が述べられた。

外交貿易大臣とも会談

8日夕刻、外務省にバトボルド外務・貿易大臣を訪問。大臣はロシアからの先遣隊としての代表団との面談などによりFEC調査団との面会時刻が変更したことに詫びた後、この20年間の日本のODAによるモンゴル支援に謝意を表し、地下資源開発に日本企業の投資などを通じて経済交流の促進と教育交流の重要性を語った。その中でバヤル首相の本年7月に訪日予定がありその際にFEC役員との再会談にとふれた。

国立大学、高校にも訪問

 7日は新モンゴル高校を訪問。アルバーダー校長ら教職員と生徒ら百名の出迎えを受けて校舎へ。室内では同校が日本と同じく3年制(モンゴルは2年制)であることなどの説明、続いて百名の男女生徒による校歌合唱、馬頭琴演奏、民族舞踊、日本の歌が披露される大歓迎を受けた後に校長、生徒らとの懇談を行った。一行はその歓迎ぶりに感激し、さらには生徒のレベルの高さに感服した。

8日はモンゴル国立大学を訪れて就任早々のダワワ学長ら教授らとの意見交換や同大学内視察を行った。

 

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