ツァヒャー・エルベグドルジ・モンゴル国大統領表敬訪問
2014年07月31日更新
とき
平成26年(2014)7月23日(水)15時35分〜16時
ところ
ホテルニューオータニ「AKEBONO」
内容
民間外交推進協会(FEC)の伊藤直彦副会長兼日本モンゴル文化経済委員会委員長(日本貨物鉄道株式会社相談役)は、7月23日(水)、ホテルニューオータニにて来日中のツァヒャー・エルベグドルジ・モンゴル国大統領を表敬訪問した。面会には、モンゴル側からエルベグドルジ大統領他、フレルバータル駐日モンゴル大使やサイハンビレグ官房長官等6名、FEC側からは伊藤委員長他、城所卓雄FEC日本モンゴル文化経済委員会顧問(前駐モンゴル大使)や湯下博之専務理事等6名が出席した。
はじめに、伊藤委員長より「3年前に大統領が来日された際に、日本の国会で演説をされた蒙古斑の話(モンゴル人と日本人は両者とも蒙古斑という天からの印をもって生まれてきた)について、昨日のモンゴルビジネスフォーラムでも触れられたので良かった。モンゴルと日本は資源のある国とない国、海に挟まれていない国といる国。その両国が共に協力していこうという大統領の言葉は非常に力強く、説得力がある。両国は様々な協力関係が期待される中、一つ一つ具体的に実行していくことが重要だ。資源開発を含め、日本もモンゴルと一緒になって知恵を出していきたい。日本には多くのモンゴル人留学生がいるが、彼らのような次の世代にいかに教えていくかという教育も非常に大切であり、我々もこういった点で民間外交を進めていきたい。FECは政府が出来ない部分を補完し、日本企業を束ねることが出来るため、何か要望等あれば是非言ってほしい。」と挨拶があった。エルベグドルジ大統領からは「本日は皆様にお会い出来て嬉しい。モンゴルについては伊藤委員長が良くご存じなので、私は後ろで聞いているだけでいいくらいだ。昨日のビジネスフォーラム、安倍総理との首脳会談を成功裡に終えることが出来て何よりである。EPAが大筋合意となったため、是非皆さんには最大限活用して頂きたく、また両国内で広めていってほしい。モンゴルが体は小さいが動きは幅広いので、これを機にモンゴルや日本市場だけでなく、世界に市場を広げていきたい。」と話があった。その後、双方の出席者を紹介した後、大統領からは「現在、日本人がモンゴルへ行く場合、30日以内であれば査証は不要だが、モンゴル人が日本へ行く場合はまだ査証が必要である。来年前半にはEPAを締結したいと考えており、民間企業の投資が更に進めば査証免除につながると期待しているので、是非協力してほしい。ウランバートルでは新空港を建設しており、この空港をアジアとヨーロッパをつなぐハブにして、観光面での協力も拡大していきたい。又農業分野での交流も深めていきたい。」との話があった。
最後に、伊藤委員長からエルベグドルジ大統領に記念品を渡し、全員で記念撮影を行った。