初来日のゾヘイル・ガラーナ　エジプト観光大臣を招きFEC主催の朝食懇談会＝成田へ向かう車中で滞在中のもっとも思い出に残る意義ある場だった、と大臣が語る

とき

平成20年(2008)2月6日(水)　9時〜10時30分

ところ

東京・帝国ホテル4階「桃の間」

概要

初来日のガラーナ・エジプト観光大臣を招き朝食懇談会を開催。

内容

FECの日本とエジプトの関係強化の一環として人物交流・観光促進を通じて両国の友好関係の深化のため観光大臣を招いての朝食懇談会を開催した。

大臣は4日と5日に札幌での雪まつりを視察。5日の夜に帝国ホテルでエジプト観光振興のためのレセプション、民族舞踊披露などの催しを開き日本の航空会社、旅行会社の関係者を招き同国への日本人旅行者の増加に向けての要請やPRを行った。6日朝、FECは藤田弘道副会長(凸版印刷(株)会長)主催によりガラーナ大臣、アブデルナーセル駐日大使ら一行を招いての朝食懇談会を開催した。

開会に際して主催者を代表して藤田弘道FEC副会長は、「ガラーナ大臣の初来日を心から歓迎する。両国の関係強化はODAそしてその関連事業だけではない。観光を含めた文化交流は大切なことである。昨年はFEC経済調査団の団長として1月と11月に貴国を訪問したその際はナジイーフ首相はじめ重要閣僚の皆さんと両国関係の発展に向けて率直な意見を交換した。さらには世界に誇る遺産ともいえるピラミッドなどの史跡と考古博物館に訪れて感動した」とあいさつ。大臣も「初訪日であったが日本の素晴らしさを実感した。そして多くの日本人とも接して日本の偉大さも十分に理解した。FECの朝食会への招きに感謝する」と答礼あいさつ。引き続いて朝食をともに埴岡FEC副理事長の進行で親しく懇談した。FEC側出席者の日比野JTB役員は「昨年は我が社だけでもエジプトへの観光客は2,500人も増えた。しかしエジプト政府は観光施設の入場制限の情報提供が不徹底だ」。今回信越化学工業顧問は、「昨年FECミッションの一員として初めて訪問したが、エジプトの素晴らしさにふれて感激した。ただ旅行者の安全という点で心配なことがある」などの率直な意見を述べ、片倉元駐エジプト大使も「この数年で43%も日本人観光客が増え12万台となるとの説明を聞いて驚いている。しかしエジプトのホテルなどハード面は不十分である」と指摘。

 

ゾヘイル・ガラーナ　エジプト・アラブ共和国観光大臣

ワリード・マハムード・アブデルナーセル駐日エジプト・アラブ共和国特命全権大使

モハメド・アブデル・カデル・カイリー・Ａ・ヘガズィ　エジプト・アラブ共和国エジプト観光局員

ファドワ・イブラヒム・アハメド・ラディ　エジプト・アラブ共和国観光大臣秘書官

イブラヒム・カリル　観光振興室参事官

ハニ・サラハ　広報室長

アムル・エル・ラシーディ　三等書記官

藤田　弘道　FEC副会長・凸版印刷(株)代表取締役会長

片倉　邦雄　FEC日中東文化経済委員長代行・元駐エジプト大使

田中　　宏　FEC副会長・(株)クレハ取締役会長

埴岡　和正　FEC副理事長

今田　　潔　信越化学工業(株)顧問

日比野　健　(株)ジェイティービー取締役　旅行事業本部副本部長

大西　　誠　(株)日本航空インターナショナル執行役員　旅客営業本部副本部長　東京支店長

米澤　泰治　米澤化学(株)社長

大谷　康之　三菱商事(株)業務部上席顧問

(敬称略・順不同)