池内恵東京大学先端科学技術研究センター准教授をお迎えし第54回FEC中東問題研究会を開催=FEC日中東文化経済委員会
2012年03月16日更新
アラブ民主化運動はイスラエルの不安心理を増幅
とき
平成24年(2012)3月16日(金)12時〜14時
ところ
ホテルニューオータニ「Taikan En」
概要
平成24年3月16日(金)に池内恵東京大学先端科学技術研究センター准教授をお招きし第54回FEC中東問題研究会を開催
内容
民間外交推進協会(FEC)は3月16日、池内恵東京大学先端科学技術研究センター准教授を招き、「アラブの春―2年目の注目点と展望」をテーマに第54回中東問題研究会をホテルニューオータニで開催した。中東の民主化運動(「アラブの春」)から1年が経過した。革命後のエジプトとチュニジアの議会選挙ではイスラム政党が躍進したが新しい国家像はまだ見えない。激動する中東政治情勢は今年の国際社会の大きな不安定要因であり、日本への影響も大きい。開会に際して松澤建FEC理事長が主催者挨拶。池内講師は民主化運動の背景、要因分析、軍の概念、イスラム政治の特質などについて講演。イスラム同朋団の動き、宗派と政権、エジプトの行方、外資への影響などの質疑・意見交換が活発に行われた。懇談会には、田代圓東ソー(株)相談役、野村吉三郎全日本空輸(株)特別顧問、田中宏(株)クレハ相談役、大戸武元(株)ニチレイ相談役、後藤舜吉JNC(株)取締役最高顧問、内田勲横河電機(株)最高顧問らのFEC役員、会員が出席した。
(田丸周FEC常任参与・油研工業(株)常勤監査役・記)