レザ・ナザルアハリ駐日イラン大使をお迎えし第58回中東研究会を開催
2012年11月02日更新
有望な対イラン省エネ技術協力
とき
平成24年(2012)11月2日(金)12時〜14時
ところ
椿山荘「つばき」
内容
FECは11月2日、レザ・ナザルアハリ駐日イラン大使を招き、「イランの現状と中東情勢」をテーマに第58回中東研究会を目白椿山荘で開催した。イランは日本の原油輸入先第4位、日本はイランの第3位の貿易相手国であるが、核開発問題を巡る経済制裁からイラン経済は悪化し、シリアの内戦も泥沼化するなど中東情勢の混迷が深まっている。FEC日中東文化経済委員会顧問の須藤隆也日本国際問題研究所シニアアドバイザー・元駐イラン大使が、「イランは偉大な歴史・文明をもつ地域の大国。日本との関係は国連の制裁決議が障害となっている。大使から核問題の平和的解決と対日関係正常化についての見解を伺いたい」と主催者挨拶。ナザルアハリ大使はイラン制裁の歴史、対米対話の可能性、対日関係について詳細な説明を行い率直な所感を述べた。講演後は和食をともにイスラエル関係、シリアへの対応、原発計画などの質疑・懇談が和やかに行われた。懇談会には、岡崎真雄あいおいニッセイ同和損害保険(株)特別顧問、田代圓東ソー〜特別顧問、田中宏(株)クレハ相談役、伊藤直彦日本貨物鉄道〜相談役、渡邊五郎森ビル(株)特別顧問、市田行則日本原子力発電〜相談役らが出席した。