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田中浩一郎(財)日本エネルギー経済研究所常務理事中東研究センター長をお迎えし第57回中東研究会を開催

日中東文化経済委員会

2012年10月24日更新

緊張続く北アフリカ・中東情勢

講演をする田中浩一郎(財)日本エネルギー経済研究所常務理事

講演をする田中浩一郎(財)日本エネルギー経済研究所常務理事

第57FEC中東問題研究会の開催風景

第57FEC中東問題研究会の開催風景

とき

平成24年(2012)10月24日(水)12時〜14時

ところ

ホテルオークラ東京「スターライト」

概要

平成24年10月24日(水)に田中浩一郎(財)日本エネルギー経済研究所常務理事・中東研究センター長をお招きし第57回FEC中東研究会を開催

内容

 FECは10月24日、田中浩一郎(財)日本エネルギー経済研究所常務理事・中東研究センター長を招き、「イラン情勢とアラビア半島の近未来像」をテーマに第57回中東研究会をホテルオークラ東京で開催した。イラン核開発問題を巡り、イランと国際社会の緊張が続く中で、「アラブの春」(中東・北アフリカの民衆運動)は地域全域へ拡大しており、シリア情勢の悪化など混迷を深めている。FEC日中東文化経済委員会顧問の須藤隆也日本国際問題研究所シニアアドバイザー・元駐イラン大使が、「中東は10年毎にマグマが爆発した。2010年代はアラブの春とイラン核問題の進展状況次第だ。前者はシリア情勢、後者は米国、イスラエル、イランの関係に規定される。田中講師より忌憚のない見解を伺い有益な議論を期待したい」と主催者挨拶。田中講師はイラン核問題の背景、制裁効果、GCC(湾岸協力会議)諸国情勢について講演。開戦シナリオ、米国の対応、宗派対立、制裁の行方などの質疑・意見交換が活発に行われた。懇談会には、齊藤邦彦元外務次官、田代圓東ソー(株)特別顧問、田中宏(株)クレハ相談役、齋藤宏(株)みずほフィナンシャルグループ名誉顧問、生田正治(株)商船三井最高顧問らが出席した。

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