ルクマン・フェーリ駐日イラク大使をお迎えし第53回FEC中東問題研究会を開催=FEC日・中東文化経済委員会
2011年09月07日更新
石油収入を国民に回し、治安を改善し復興を急ぐ
とき
平成23年(2011)9月7日(水)12時〜14時
ところ
帝国ホテル東京「なだ万」
概要
平成23年9月7日(水)にフェーリ駐日イラク大使をお迎えし第53回FEC中東問題研究会を開催
内容
民間外交推進協会(FEC)は9月7日、ルクマン・フェーリ駐日イラク大使を招き、「日本―イラク関係の現状と展望」をテーマに第53回中東問題研究会を帝国ホテル東京で開催した。イラクは昨年新政権が樹立され、治安も全般的に改善し米軍の年内撤収が予定されている。フセイン退陣後、インフラ整備などの経済再建が課題で外国企業の投資促進が期待されている。開会に際して、松澤建FEC理事長が大震災に対するイラクからの支援に謝辞を述べた後、FEC日・中東文化経済委員会委員長の小長啓一(財)経済産業調査会会長が、「我々の共通の問題意識として、(1)中東民主化運動とイラクの立場、(2)日イ関係は復興支援からビジネス段階に入りつつある、(3)マリキ首相の早期訪日要望、がある。大使の見解を伺いたい」と主催者挨拶。懇談会には、片倉邦雄日・中東文化経済委員会顧問・元駐エジプト大使、岡崎真雄あいおいニッセイ同和損害保険(株)特別顧問、田代圓東ソー(株)相談役、齋藤宏(株)みずほフィナンシャルグループ名誉顧問、生田正治(株)商船三井最高顧問、松本謙一サクラグローバルホールディング(株)代表取締役会長、今田潔信越化学工業(株)顧問、神山茂(株)ジャステック取締役会長、藤村達夫ジェイティーシー(株)代表取締役会長ら、多数のFEC役員、会員が出席した。フェーリ大使は最近の政治情勢の変遷、現状の課題、対日関係の展望などを中心に講演を行った。講演後、日本料理をともにして宗教と政治の関係、治安情勢、貧困対策などの質疑・意見交換が活発に行われた。
(田丸周FEC常任参与・油研工業(株)常勤監査役・記)