荒木喜代志・元駐トルコ共和国大使をお迎えし第70回中東研究会
2017年01月26日更新
とき
平成28(2016)年11月9日(水)14:00~16:00
ところ
国際文化会館 東館地下1階「ルーム2」
内容
FECは11月9日、元駐トルコ共和国大使の荒木喜代志氏をお迎えし、「トルコの現状と未来を考える」をテーマに第70回中東研究会を国際文化会館で開催した。7月のトルコの軍事クーデターは未遂に終わったが、その後のエルドアン大統領の強権統治は欧米諸国の批判を招いた。トルコはロシアとの関係改善を進める一方、EU関係ではEU加盟交渉が中断しEU難民対策への協力が難しくなっている。FEC日中東文化経済委員会顧問の須藤隆也㈶日本国際問題研究所軍縮センターシニアアドバイザーが、「アラブの春以降、トルコはアラブ社会のロールモデルになると言われたが、クーデター後の行方が注目される」と主催者あいさつ。荒木講師がアタチュルク体制、クルド問題、エルドアン体制について講演を行った。
講演後は、信教の自由、メディア規制、中小企業進出などの質疑が活発に行われた。