河野敬日本貿易振興機構海外調査部アジア大洋州課をお迎えし第59回FECインド問題研究会を開催=FEC日印文化経済委員会
2012年02月07日更新
インドのインフラ開発参入への政府トップセールスは不十分
とき
平成24年(2012)2月7日(火)12時〜14時
ところ
ホテルニューオータニ「Taikan En」
概要
2月7日(火)に河野敬日本貿易振興機構海外調査部アジア大洋州課をお迎えし第59回FECインド問題研究会を開催
内容
FEC日印文化経済委員会は2月7日、日本貿易振興機構海外調査部アジア大洋州課の河野敬氏を招き、「インド経済とインフラ開発」をテーマに第59回インド問題研究会をホテルニューオータニで開催した。世界金融危機後も高成長が続くインドのインフラ整備は急務で、中核プロジェクトのデリー・ムンバイ間の産業大動脈構想(DMIC)では、日本がパートナーとなり工業団地や物流基地の整備が本格化している。開会に際して、FEC日印文化経済委員会顧問の平林博日印協会理事長・元駐インド大使が、「河野講師は5年間のニューデリー駐在中、南アジア、インド経済に精通され日印経済関係の促進に尽力された。FECは今月訪問団を派遣する。日印間の最大の経済協力案件であるDMICや南部のインフラ整備の進捗状況などについての河野講師の講演に期待したい」と主催者挨拶。河野講師は詳細な配付資料によりインドの概要、経済の特質、主要インフラ開発、インド・ビジネスのヒントなどについて講演を行った。講演後は中華料理をともに出席者と地域特性、ビジネス感覚、カースト制の実態など、活発に質疑・意見交換が行われた。
(田丸周FEC常任参与・油研工業(株)常勤監査役・記)