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第8次FECインド訪問団報告会・解団式を開催

インド 日印文化経済委員会

2013年05月09日更新

実施報告をする渡部賢一団長

実施報告をする渡部賢一団長

報告会会場の様子

報告会会場の様子

とき

平成25年(2013)4月23日(火)11時〜13時

ところ

東京會舘レベルXXI

内容

 FECは4月23日、東京會舘レベルXXIにて2月にインドへ派遣した第8次FECインド訪問団の報告会を開催した。報告会には訪問団々長の渡部賢一野村ホールディングス 常任顧問、団特別顧問の松澤建FEC理事長ら団員10名、松田誠外務省南部アジア部南西アジア課長、アルン・ゴヤール駐日インド大使館経済担当公使その他FEC役員・会員等合わせて30名が出席した。

 報告会では、松澤建FEC理事長が「今次訪問団は政府要人、経済人と有意義な意見交換を行い多くの成果をあげた。準備段階では外務省の松田課長、ワドワ駐日インド大使、平林大使に、現地では八木大使、塚田公使、遠山領事に大変お世話になった。5月末のシン首相来日を控え、両国関係強化に資する時宜をえた訪問であり、関係者に改めて感謝申し上げる」と開会挨拶。来賓挨拶では松田外務省南西アジア課長が、「近年、日本企業のインド進出は年間100社増加し1000社を超えた。両国経済関係は急速に発展しているが、官民協力により尚発展の余地がある。FEC訪問団の政府要人らとの意見交換は重要であり、有難く思う。天皇皇后両陛下のインド初訪問も発表され、今年は歴史的な年になろう」と挨拶。ゴヤール駐日インド大使館経済担当公使は、「駐日インド大使館はFECと良好な関係にある。面会調整を行い帰国後報告をいただいたが、訪問団は積極的な意見交換と提言をされ、有意義な内容に満足している。両国は首脳交流も活発。日印CEPA(包括的経済連携協定)締結は経済関係の一層の強化に資する。特に、2大重点施策の製造業の育成と電力開発における日本企業の協力を期待する」と挨拶した。

 続いて渡部団長より今次訪問団の報告が行われた。渡部団長は「12名の訪問団が17ヶ所で面談を行なった。松澤理事長、FEC事務局、ワドワ大使、八木大使ら外務省関係者に多くのご尽力をいただき、平林大使からは貴重な助言をいただき感謝申し上げる。インドの経済成長は鈍化しており、双子の赤字や高インフレ等の構造問題を克服できるか重要な岐路に差し掛かっている。訪問時は予算上程時期と重なったが、各所で有意義な対話ができた。歴史的に長い両国の友好関係であるが、インドの経済発展に寄与すべく一層の経済交流を願っている」と述べ、報告書の関連箇所を引用しながら詳細な報告を行った。渡部団長の報告後、大学入試制度、来年のインド総選挙についての質疑応答が行われた。報告会終了後別室で解団式が行われ、昼食をともに団員は親睦を深めた。

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