第143回欧州研究会(ラトビア文化フォーラム)開催
2023年04月18日更新
とき
2023年2月16日(木)
ところ
ラトビア大使館
内容
FECは2月16日、第143回欧州研究会(ラトビア文化フォーラム)を在日ラトビア共和国大使館で開催した。初めに松澤建FEC理事長が「本日は、FECラトビア文化フォーラムのご案内をしたところ、多数の方々のご参加をいただき感謝申し上げる。ラトビアは、バルト三国の中央に位置し、世界的に有名な建築物の街並みと、雄大な自然から「バルトの貴婦人」とも称される美しい国であると共に、勤勉で知的な人々が暮らす素晴らしい国であることは皆さまよくご存知の通りである。この度の文化フォーラムを通じてラトビアを更に理解し、両国の相互理解の一助になれば幸いである。本日の文化フォーラム開催にご尽力いただいた、大使閣下を初め、大使館の皆様に改めて御礼申し上げる」と開会挨拶を行った。
続いて、ズィグマールス・ズィルガルヴィス駐日ラトビア大使から「大勢の方にご参加いただいたことを大変嬉しく思っている。ようこそラトビア大使館へ。二年前に日ラトビア友好100周年を迎えたが、このように長い友好関係がある日本に着任できたことを光栄に思っている。本日の文化フォーラムをきっかけに、皆様がラトビアに関心を持ち、実際にラトビアを訪れてくれることを願っている」と歓迎挨拶を行い、その後大使自らプレゼンテーションを行った。
プレゼンテーション後は、参加者からの質疑応答、記念撮影が行われた。その後、参加者は大使館のご厚意によりご準備いただいたラトビアを代表するライ麦パンなどの軽食や民族衣装、リガコレクション協力のもとハンディクラフトの雑貨など様々な展示を鑑賞した。
≪ラトビアの文化≫
ラトビアはヨーロッパの北東に位置し、北にエストニア、南にリトアニア、東にロシア、西側はバルト海に面している。人口は約200万人。首都はリガで、経済の半分以上はリガで回っている。世界でも有数の800棟以上のアール・ヌーヴォー建築群があり、リガの旧市街はユネスコの世界遺産に登録されている。また、国土の半分は森に覆われており、ヨーロッパで最も緑の多い国の一つである。その背景もあり林業に非常に強く、輸出等経済の支えになっている。そして、500km以上ある白い砂浜の美しい海岸も有名である。リガ国際空港はハブ空港として利用されており、直行便も多く、ヨーロッパの主要な首都へ3時間以内でアクセス可能であり旅行にも便利である。有名なビーチがあるヴェンツピルスや文化都市のリエパーヤなどがあるクルゼメ州や、「バルトのヴェルサイユ」と称されるルンダーレ宮殿を有するゼムガレなどリガ以外にも魅力的な都市が多い。また、ラトビアで5年に1度開催される「歌と踊りの祭典」は今年で150周年を迎える。祭典は無形文化遺産にも登録されている。国を挙げての盛大なイベントであり一週間にわたって行われ、3万人以上もの人々がパフォーマンスを行う。サウナ(ピルツ)やマラソンが愛されており、日本との共通点も多い。