ポーランド元副首相・財務相のバルツェロヴィッチ前ポーランド国立銀行総裁を招き交流を深める
2008年06月19日更新
バルツェロヴィッチ前総裁を招き名古屋で第232回FEC国際セミナー、東京では第86回FEC日欧経済等フォーラムを開催
とき
(1)平成20年(2008)6月18日(水) 12時〜13時45分 第232回FEC国際セミナー
(2)平成20年(2008)6月19日(木) 12時〜14時 第86回FEC日欧経済等フォーラム
ところ
(1)マリオットアソシア名古屋
(2)ホテルオークラ東京
概要
元ポーランド副首相・財務省のバルツェロヴィッチ前ポーランド国立銀行総裁を招き交流を深める
内容
東欧の民主化・経済改革のけん引車的役割を担ったポーランド。そしてその旗手として活躍し、ショック療法の経済改革を推進したバルツェロヴィッチ前ポーランド国立銀行総裁を招き、現在日本の自動車メーカー等の企業が多く進出のポーランドの経済情勢とEUの今後について話を聞いた。
名古屋での18日の第232回FEC国際セミナーはFEC副会長・中部本部長の内藤明人リンナイ(株)会長の主催で、19日の東京での第86回FEC日欧経済等フォーラムは副会長・日欧文化経済委員長の藤田弘道凸版印刷(株)会長のそれぞれ主催で昼食会を兼ねて開催。バルツェロヴィッチ前総裁を囲んで率直な意見を交換した。出席のFEC役員の経営者は前総裁の歯切れが良く明快な説明に聞き入った。
バルツェロヴィッチ前総裁は昨年1月まで国立銀行総裁としてポーランドの金融政策の責任者の任に当った。現在はワルシャワ経済大学の教授で、近々に欧州委員会のシンクタンクの理事長にも就任。今回の日本滞在は5日間と短期間で来日は2回目。20日帰国後は1日おいて豪州、ニュージーランドへそして米国に飛ぶという八面六臂の活躍であり、何回もノーベル賞候補者としての名も挙った。世界的な経済学者として知られている。
教授は、FEC主催の名古屋と東京での2つの催しでの講演の他、福井俊彦前日本銀行総裁との面談、日ポ議連の国会議員との懇談やメディアの取材等々の多忙な滞在日程であった。さらには、18日は名古屋市内のリンナイ(株)本社に内藤会長を訪問。19日は凸版印刷(株)本社(東京都文京区)に藤田会長を訪ね親しく意見交換を行った。教授は両氏の近々のポーランド訪問を要請した。埴岡新理事長は教授が出席しての各催しに同席した他、18日夕、夕食会をホテルオークラで開き教授と二人でじっくりと幅広く意見を交換した。教授はユーロ高とはいえユーロがドルに代わって国際基軸通貨となることはなく、現状はドルの大幅安であると語った。