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ラトビアのゴドマニス首相を招きFEC日欧経済等フォーラム・朝食会を開催

ラトビア 日欧文化経済委員会

2009年01月22日更新

首相は国情を率直に説明し国難克服に政治信念を語る=FEC日欧文化経済委員会

懇談を終えて首相と記念品を交換する埴岡理事長

懇談を終えて首相と記念品を交換する埴岡理事長

同国の厳しい経済状況を率直に説明の首相

同国の厳しい経済状況を率直に説明の首相

とき

平成21年(2009)1月22日(水) 8時30分〜9時50分

ところ

ホテルオークラ東京

概要

ラトビアのゴドマニス首相を招き日欧経済等フォーラム・朝食会を開催

内容

FEC日欧文化経済委員会(委員長・藤田弘通凸版印刷(株)相談役)は1月22日、前日の午後に来日したラトビアのイワルス・ゴドマニス首相を招きホテルオークラ東京で歓迎朝食会を開催した。

懇談要旨

埴岡理事長は主催者を代表し首相来日の歓迎あいさつで、一昨年9月の河野俊二団長の下の第15時FEC欧州経済事情等調査団のラトビア訪問時にザトレルス大統領、首相、外相、経済相ら要人との会談の機会が得られるなど大変な歓迎を受けたことに謝意を表し、ザトレルス大統領の早めの来日をと述べた後、出席のFEC役員と16日付で発令の長内敬初代駐日ラトビア大使を順次紹介した。

首相は答礼あいさつでFECの招待に感謝の言葉を述べ、日本に木材輸出を増やし貿易の促進、日本企業の対露貿易でのラトビアを中継基地としての活用、地球環境問題の3点が来日目的と説明。さらには厳しい世界経済情勢下でラトビアの金融危機への政府としての対応について、かつでの日本の金融危機での経験に関して話を聞きたいと述べ、現在のラトビア経済情勢も率直に話した。

埴岡理事長の進行で懇談が進み、重原久美春元OECD副事務総長は当時と現在の日銀の金融政策と諸情勢を説明し首相と活発な意見を交換した。首相はEUの一員ではあるがEUの金融政策はブリュッセルで決定されいると苦裏の一端をかたり閉会を前に「自分の真情を吐露する場となり大変に有意義であった」と本音を語り、退出するホスト側のFEC役員一人ひとりと握手し逆に見送り感謝の気持ちを表した。

閉会時に「選挙を恐れず国として重要政策を国民に率直に提案するベテラン政治家の首相の役割は今こそ重いので奮闘を」と埴岡理事長が激励した。

出席のFEC役員は、私がやらねば誰が国難に当るのかとの気概がヒシヒシと感じ立派なリーダーだと感想を語った。首相にはヴァイヴァルス駐日大使ら9名の政府関係者が随行し出席した。

同首相はこのほど、経済混乱などを理由に辞任した。

出席の主なFEC役員

藤田弘通凸版印刷(株)相談役・前会長  重原久美春FEC常任参与・元OECD副事務総長

河野俊二東京海上日動火災保険(株)名誉会長  宮脇宗嗣FEC理事

三好孝彦(株)日本製紙グループ本社特別顧問・前会長  久米邦貞元駐独大使・日欧委員長代行

田中宏(株)クレハ会長  長内敬新駐ラトビア大使  前田貴俊FEC企画事業部次長

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