デビット・ウイリツ英国保守党議員を招き
2006年10月30日更新
第59回FEC日欧経済等フォーラム
とき
平成18年(2006)10月30日(月)12時〜14時(2時間)
ところ
ドレスナー・クラインオート証券会社東京支店・ボードルーム 六本木1-6-1 泉ガーデンタワー15階
概要
デビット・ウイリツ英国保守党議員を招き第59回日欧経済等フォーラム。
内容
テーマ
第59回FEC日欧経済等フォーラム・「教育と移民問題」
内 容
(1)ウイリツ議員のテーマによるあいさつ、(2)昼食会とウイリツ議員(教育技術省シャドー大臣)を囲んでFEC役員と会員との質疑応答
概 要
埴岡和正FEC副理事長の開会あいさつとミニエ・FEC日欧副委員長によるゲストの紹介に続いてウイリツ議員が次のとおりあいさつした。(要旨)
歴史的に日本は他国と比べて移民の受け入れが少なく他国と比べ日本在住の外国人が低い。出生率の低い国は移民率も低く、出生率の高い国では移民率も高いという統計がある。
移民と教育のつながりについて、英国における学校は世代から世代へと国の文化を引き継ぐ場所であると位置づけられているが、移民というのが英国の中に吸収されにくい存在となっているため、移民の子供たちの世代が生きにくくなってきている。結論として、英国経済は移民受け入れの体制が整っているにも関わらず、移民が英国の文化においても馴染んでいくような教育制度を作ることが課題として残っている。
引き続いて講師と出席のFEC役員、会員が質疑応答を行った。(一部を掲載) | |
(Q) | 労働党と保守党の教育政策の違いはどこにあるのか? |
(A) | 労働党政権による学校への規制から保守党は学校を自由にしてあげたい。保守党は学校での歴史教育を重要視する。 |
(Q) | 日本の社員のレベルは高く、特に理工系は米国などと比べても水準が高いと思う。 |
(A) | 英国における教育の弱点は理工系であると思っている。早い段階で専攻を決めるのを余儀なくされているのは残念で、たとえ人文科学系を専攻しても、数学など理工科目を学ぶ機会を与えるべきだと思う。 |