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第19次FEC欧州訪問団報告会・解団式を開催

日欧文化経済委員会

2012年12月26日更新

実施報告をする齋藤宏団長

実施報告をする齋藤宏団長

報告会会場の様子

報告会会場の様子

とき

平成24年(2012)12月18日(火)11時〜13時

ところ

(株)みずほコーポレート銀行本店

内容

 FECは12月18日、(株)みずほコーポレート銀行本店にて10月31日から9日間トルコ、イタリアへ派遣した第19次FEC欧州訪問団の報告会を開催した。報告会には訪問団団長の齋藤宏FEC副会長・(株)みずほフィナンシャルグループ名誉顧問、訪問団顧問の久米邦貞元駐ドイツ大使のほか、後藤舜吉JNC(株)取締役最高顧問、北修爾阪和興業(株)代表取締役会長、小田俊国際石油開発帝石(株)ユーラシア・中東事業本部 中東ユニット外事役、西堀勝仁全日本空輸(株)マーケティング室担当部長、中村次 郎日本通運(株)代表取締役副社長、仲井力(株)ライズ・ジャパン代表取締役社長らの団員、福岡秋文外務省中東アフリカ局中東第一課外務事務官、松澤建FEC理事長、湯下博之FEC専務理事、その他FEC役員・法人会員等が出席した。

 報告会は冒頭、齋藤宏(株)みずほフィナンシャルグループ名誉顧問が「今次訪問団の為の松澤理事長、FEC事務局のご支援に感謝申し上げる。訪問先の準備、応対も万全で十分な成果を上げられた。種々御協力頂いた外務省、内外大使館、領事館、添乗員の方々にも厚く御礼申し上げる」と挨拶し、面談内容など詳細な報告が行われた。続いて福岡外務事務官が、「11月にアンカラでビジネス交流面の要望・課題をまとめた覚書を締結し、日・トルコEPA共同研究が始まった。来春政府へ報告書を提出し交渉に入りたい。大きなプロジェクトもあり経済交流の発展を願うとともに、大変有意義な民間外交推進を今後も可能な限り支援したい」と来賓挨拶を行った。松澤理事長は、「実務関係者との深い意見交換、積極的な要望、提言を行われ、具体的成果を挙げられた。団長に敬意を表したい。本訪問団は我が国発展のための有意義な活動の一つの先例であり、両国交流促進に活かしていきたい」と挨拶した。懇談・質疑応答では、「ビジネス需要高まればトルコ航空路線を開設したい」、「トルコ保健相が来日し高齢化医療分野に関心があった」、「トルコのトヨタ工場のクルマ造りはグループ内で最高水準との由。労働者が勤勉で製造拠点としても最適地だ」「トルコは港など物流の動線が弱い」などの意見が述べられた。

 報告会終了後、別室で昼食をともに解団式が行われた。「飛んでイスタンブール」「アルベデルチ・ローマ」の曲が流れる中で、各団員より訪問先の印象や各社のビジネス着眼点が紹介され、和気あいあいとした雰囲気で親睦を深めた。訪問団顧問の久米邦貞元駐ドイツ大使が、「齋藤団長の見事な采配により、活気ある有意義な会談となり感謝申し上げる。トルコは使命感に基づく積極的外交を展開し、技術、資金面で日本への強い協力期待を感じた。イタリアでは、欧州統合への固い政治意志を痛感し、イタリアが頑張らねばならぬという危機感を指導層が強く共有していたのは、ユーロの将来に明るい材料だ」と締めの挨拶を行った。

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