フォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ大使をお迎えし第112回FEC欧州研究会を開催
2012年04月17日更新
財政統合に向けて犠牲と連帯が必要
とき
平成24年(2012)4月17日(火)12時〜14時
ところ
帝国ホテル東京「鶴の間」
概要
平成24年4月17日(火)にフォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ大使を招き第112回FEC欧州研究会を開催
内容
FECは4月17日、フォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ大使を招き、「EUの展望」をテーマに第112回欧州研究会を帝国ホテル東京で開催した。共通通貨ユーロの不安は一服したが、ギリシャの財政再建の前途は尚厳しく、財政統合に向けてEUの壮大な試みの真価が問われている。開会に際して藤田弘道FEC日欧文化経済委員会委員長・凸版印刷(株)相談役が、「本日の懇談会は10年2月の研究会、6月の大使公邸昼食会に続き3度目。両国は昨年交流150周年を祝った。この節目の時期に知日家の大使が両国関係の発展に御尽力されており大変心強い。本日はEUの展望、両国関係について、豊富な知見に基づくご見解を承りたい」と挨拶。シュタンツェル大使は、ユーロ危機の背景、各国の状況、財政統合策を中心に講演を行った。講演後は日本料理を囲み、仏大統領選の影響、不均衡是正策、ギリシャ問題、日独関係など、活発な質疑・意見交換が行われた。研究会には、久米邦貞日欧文化経済委員会顧問・元駐ドイツ大使、野村吉三郎全日本空輸(株)特別顧問、齋藤宏(株)みずほフィナンシャルグループ名誉顧問、森田清第一三共(株)相談役、尾崎護矢崎総業(株)顧問、ハンスユーゲン・マルクス(学)南山学園理事長らのFEC役員、会員が出席した。
(田丸周FEC常任参与・油研工業(株)常勤監査役・記)