清水美和東京新聞論説委員を迎えての第49回FEC中国問題研究会を開催=FEC日中文化経済委員会
2007年12月19日更新
「中国共産党第17回大会と日中関係」をテーマに清水講師がその実情について詳細に語る
とき
平成19年12月19日(水) 12時〜14時
ところ
ホテルオークラ東京・本館
概要
清水美和東京新聞論説委員を迎えての第49回FEC中国問題研究会を開催。
内容
今秋の中国共産党第17回大会で選出された新執行部の顔ぶれとその選出の意味するところなどの政治情勢と今後の日中関係(政治、経済)をテーマに中国問題の第一人者の清水東京新聞論説委員を講師として開催
第47回中国問題研究会は満席でテーマに対しての関心の高さを物語った。埴岡副理事長が「中国共産党大会を受けての中国政治情勢と日中関係の今後に関心が高いので、昨年の12月に続いて中国問題の第一人者の清水論説委員を招いた」と開会あいさつ。続いて資料にもとづいて清水講師が約50分講演。引き続いて昼食をともに講師と出席のFEC役員、会員の企業経営者らとの間で率直な意見交換を行った。
清水講師はテーマに基づいて党の政治局常務委員会で下馬評では胡総書記の後継者としては李克強遼寧省党書記(52歳)と目されていたが、その予想に反して習近平・上海市党書記(54歳)が党内序列の上位を占める結果となった背景や人物紹介を含めた中国政治情勢、今後の胡政権の党内闘争の見通しや今後の日中関係の焦点は台湾問題であり12月27日の福田首相の訪中を求める中国側の思惑などについて詳しく説明。講演後の質疑応答で岩下誠宏(株)ADEKA名誉会長は、「これまでに経団連はじめ多くの中国セミナーに出席したが、清水講師のように中国の政治をズバリとそのポイントの説明を行った方は初めてで感服している」と述べた。埴岡副理事長は、「FECの研究会ならではであり他のこの種の形式的なセミナーとは内容が違う」と語った。その後、閉会まで出席のFEC役員が次々に質問を行った。
[FEC役員・会員]
岩下 誠宏 株式会社ADEKA名誉会長
田中 宏 株式会社クレハ取締役会長
清原 武彦 株式会社産経新聞代表取締役会長
三好 孝彦 株式会社日本製紙グループ本社代表取締役会長
渡邉 隆治 株式会社ニフコ代表取締役社長
名倉三喜男 興和不動産株式会社取締役社長
山田 洋暉 興銀第一ライフ・アセットマネジメント株式会社代表取締役副社長
神山 茂 株式会社ジャステック代表取締役社長
渡邊 五郎 森ビル株式会社特別顧問
志賀 哲夫 ヤンマー株式会社専務取締役
荻原 大 キッコーマン株式会社顧問
針間 浩治 全日本空輸株式会社営業推進本部副本部長・中国室長
織田幾太郎 株式会社JTBベネフィット代表取締役社長
浅井 照夫 阪和興業株式会社理事
狩野 卓 株式会社ボルテックスセイグン経営企画室室長
松本 厳雄 株式会社商船三井秘書室長
花上 敬生 横河電機株式会社中国統括室部長
石渡 康夫 電源開発株式会社国際事業部中国室長
[FEC本部役員等]
埴岡 和正 民間外交推進協会(FEC)副理事長・専務理事
前田 貴俊 民間外交推進協会(FEC)企画事業部次長
(敬称略・順不同)