中国の第5世代の指導者達は?今秋には主な顔ぶれが揃う
2007年04月10日更新
第47回FEC中国問題研究会 FEC日中文化経済委員会
とき
平成19年(2007) 4月10日(火) 11時〜14時
ところ
ホテルオークラ東京・本館
概要
中国の第五世代のリーダーは誰か?第47回FEC中国問題研究会。
内容
本年秋の第17回中国共産党大会で新しい中央政治局常務委員らの選出が予定されているが、現在の胡錦涛党総書記、温家宝国務院総理らの第4世代の次の第5世代の顔ぶれは?現在の中国が抱えている課題と日本企業との関係や影響は?
中国ウォッチャーのジョン・ホフマンXRG社代表を香港から、北京で弁護士として日本企業の法律相談などに当っているティボール・パラスキーの両氏をゲストスピーカーとして招き、中国の次のリーダーは誰か、そしてそのリーダーが当面する課題は何か、その課題について中国が日本に求めるものは何か、そして日本企業との関係はどのようなものかをテーマに主にホフマン氏から「第5世代の指導者達は・・・」について説明を、パランスキー氏からもコメントを求めながら研究会は大いに談論風発の場となった。
開会に際して埴岡FEC副理事長が、明日温家宝首相が来日するが、本日のテーマは時宜を得た内容である。中国の専門家からマスコミで報道されていない事実を聞き、今後の対中ビジネス戦略策定の一助として欲しいと主催者あいさつ。埴岡副理事長の両氏の紹介と進行によりホフマン氏が詳細な資料に基づいて約1時間、中国政局と日中関係の現状と今後も含めて第5世代のリーダーの顔ぶれは誰か、そしてその予定者の人物紹介を主な内容として説明。併せて中国が抱えている課題とその課題についての日本企業との関係は何かについても意見を述べた。
その後の昼食をともにしての質疑応答の場では出席のFEC役員、会員の企業代表者から次々に質問が出され、白熱する議論が展開され、次のリーダーそして中国の課題は何か、日中関係の今後についてもその答えが要約され、さらには新生中国の中国人とは?についても大いに意見が交換され、現在の中国指導部の政策である「中国人はもっと海外に進出して競争を行うべき」とのことが進む中で日本企業も中国に買収されることが珍しくなくなるであろうとのコメントもあり、出席者も真剣に話を聞き考え方を述べた。
出席者からは「このような実に中身があり、他には例がない中国問題研究会に何故にもっと多くの企業経営者らの出席を求めないのか」との質問がFEC事務局にあり、今次中国研究会の充実した企画内容に大賛辞の声が多くあり継続して欲しい旨の要望があった。