唐亮早稲田大学政治経済学術院教授をお迎えし第87回中国研究会を開催
2013年04月23日更新
エールの交換で日中の対立緩和を
とき
平成25年(2013)4月17日(水)14時〜15時30分
ところ
FEC事務局「会議室」
内容
FECは4月17日、唐亮早稲田大学政治経済学術院教授を招き、「習近平政権の三大課題」をテーマに第87回中国研究会をFEC会議室で開催した。中国の経済成長率が8%以下へ減速する中で、格差や腐敗への国民の不満も増大しており、今春始動した習近平政権の課題は重い。
開会に際して、FEC日中文化経済委員会委員長の生田正治 商船三井最高顧問が、「中国の経済成長に翳りが見える。社会不安へ影響するのか。海洋戦略などスーパーパワーとしての自覚と責任感も問われる。率直な見解を期待したい」と主催者挨拶。唐講師は発展モデルの特徴、近代化プロセス、習近平政権の位置付けと課題について講演を行った。講演後は中間層の発展、分配問題、中国の対日外交、日中メディア比較など活発に質疑・意見交換が行われた。研究会には、田代圓東ソー(株)特別顧問、渡部賢一野村ホールディングス(株)常任顧問、山寺炳彦東亞合成(株)代表取締役会長、宮脇宗嗣(株)全創代表取締役社長、北修爾阪和興業(株)代表取締役会長、内田勲横河電機(株)最高顧問、谷野作太郎日中文化経済委員会顧問・元駐中国大使らが出席した。