佐藤百合アジア経済研究所地域研究センター次長を招き第55回アセアン問題研究会を開催=FEC日アセアン文化経済委員会
2010年11月12日更新
インドネシア経済の現状と課題をテーマに講演
とき
平成22年(2010)11月12日(金)12時〜14時
ところ
帝国ホテル東京「北京」
概要
平成22年11月12日(金)に佐藤百合JETROアジア経済研究所地域研究センター次長を招き第55回アセアン問題研究会を開催
内容
民間外交推進協会(FEC)・日アセアン文化経済委員会(委員長・稲森俊介味の素(株)特別顧問)は11月12日、佐藤百合JETROアジア経済研究所地域研究センター次長を帝国ホテル東京・タワー館地下1階「北京」に招き、「インドネシア経済の現状と課題」をテーマに第55回アセアン問題研究会を開催した。開会に際して司会の織田幾太郎FEC参与は「インドネシアは2億3千万人以上の人口を抱える世界第4位の大国。旺盛な民間需要と豊富な天然資源に支えられ、アジアでは中国、インドに次ぐ高度経済成長国として注目されている。日本はインドネシアにとって初めての二国間EPAの締結国で、多くの相互補完関係にある。アジア通貨危機後の長い低迷期を乗り越え、G20のメンバーとなって再び新興大国となって浮上してきたインドネシアとどう連携していけばいいのか見解を伺いたい。」と挨拶。続いて主催者を代表し、湯下博之FEC日アセアン文化経済委員会委員長代行・元駐フィリピン大使より「OECDによるアセアン諸国の今後5年間の経済成長率予測は平均6.0%。平均を上回っているのはベトナムとインドネシアだけであり、インドネシアは非常に高い経済成長が今後期待されている。他方、インドネシアには2014年問題もあり、その点も踏まえて本日は詳しくご講演頂けることを期待している。」と挨拶があった。佐藤講師は多角的な視点からインドネシア経済の現状と課題について、配布資料に基づき講演した。その後、中華料理を共に出席者と活発な質疑応答と意見交換が行われた。研究会には、湯下博之元駐フィリピン大使、田代圓東ソー(株)相談役、渡邊五郎森ビル(株)特別顧問、後藤舜吉チッソ(株)代表取締役会長、白川進東京電力(株)顧問、盛田淳夫敷島製パン(株)代表取締役社長、米澤泰治米澤化学(株)代表取締役社長、山田洋暉(株)クラレ監査役、本間克巳(株)ジーアンドエイチ代表取締役らFEC役員・会員が出席した。