鈴木有理佳アジア経済研究所地域研究センター副主任研究員を招き第54回アセアン問題研究会を開催=FEC日アセアン文化経済委員会
2010年10月21日更新
フィリピン経済の現状と課題をテーマに講演
とき
平成22年(2010)10月21日(木)12時〜14時
ところ
帝国ホテル東京「北京」
概要
平成22年10月21日(木)に鈴木有理佳アジア経済研究所地域研究センター副主任研究員を招き第54回アセアン問題研究会を開催
内容
FEC日アセアン文化経済委員会は10月21日、鈴木有理佳JETROアジア経済研究所地域研究センター東南アジアI研究グループ副主任研究員を帝国ホテル東京に招き、「フィリピン経済の現状と課題」をテーマに第54回アセアン問題研究会・昼食会を開催した。開会に際して司会の織田幾太郎FEC参与は「近年ベトナム、インドネシア等ASEANの新興国が注目される中、フィリピンは日本と友好且つ緊密な関係にあり、英語を話し識字率も高く有能な人材が多いのに、何故か経済の注目度が薄れているかのような印象を持つ。本日はその課題などに鋭い分析力を駆使した話を期待している。」と挨拶。続いて、主催者を代表し湯下博之FEC日アセアン文化経済委員会委員長代行・元駐フィリピン大使より「フィリピンは東南アジアの中で日本に最も近く、人口はインドネシアに次ぐ大国で日比関係も良好。非常にユニークな国なので正しい知識を持つことが重要だ。大統領の方針に大きく左右される国であるため、アキノ新大統領が就任し注目を集める現状を踏まえた講演を楽しみにしている。」と挨拶があった。鈴木講師は、幼少期をフィリピンで過ごし、現地で2回の政変を経験、一貫してフィリピンの研究をしている我が国を代表する研究者。本年末よりのフィリピン大学経済学部に研究員としての留学を前にして、フィリピン政治経済の現状と課題について配布資料に基づき講演した。その後、中華料理を共に出席者と活発な質疑応答と意見交換が行われた。研究会には、湯下博之元駐フィリピン大使、田中宏(株)クレハ相談役、田代圓東ソー(株)相談役、野村吉三郎全日本空輸(株)最高顧問、尾崎護矢崎総業顧問・元大蔵事務次官、山寺炳彦東亞合成(株)代表取締役会長らFEC役員・会員が出席した。