ユスフ・カラ インドネシア副大統領と内藤明人FEC副会長ら役員が会談。商業相、運輸相等閣僚らも同席
2007年05月23日更新
FEC日アセアン文化経済委員会 副大統領はFECの役割に期待すと発言、両国の経済交流など今後の協力の進め方(第40回FECアセアン問題研究会)
とき
平成19年(2007)5月23日(水) 15時から40分間
ところ
東京・帝国ホテル15階貴賓室
概要
カラ インドネシア副大統領と閣僚らとFEC日・イ経済懇談会。
内容
来年の日本、インドネシア国交50周年を前にしての両国経済協力などの意見交換
内藤明人FEC副会長(リンナイ会長)、湯下博之FEC日アセアン文化経済委員長(元駐比大使)、千野忠男FEC監事(前アジア開発銀行総裁)と埴岡副理事長は、東京・帝国ホテルにてインドネシアのユスフ・カラ副大統領とパンゲストウ商業大臣、ダジャアル運輸大臣、マルトロレッドジョ商工会議所日イ経済委員長、サントソ イ・日友好協会事務局長ら随員と会い来年の日・イ国交50周年を前にしての今後の経済交流を含めた協力のあり方に関しての意見交換を行なった。 商業大臣とは平成17年2月にインドネシアを訪問した第8次FECアセアン経済事情等調査団が会談して以来今回で2回目の面談となった。
会談では内藤副会長がリンナイがインドネシアでガス器具を生産して30年になるなどと発言。続いて千野前ADB前総裁がインドネシアの大津波の際、総裁として同国の復興会議に出席したことにもふれ、貴国が再びアセアンの雄としてのリーダーシップを発揮して欲しいと述べた。湯下委員長代行は外交官の若い時に同国に在勤したことなどの自己紹介、埴岡副理事長は、同国の初訪問は40年前であったこと、国交50年に向けて貴国から投資ミッションを迎えての日本国内でのFEC投資セミナーの開催や来年2月にFEC経済調査団の派遣などを計画し駐日大使と協議していると話した。
副大統領は、 FEC役員らのあいさつを兼ねた発言内容に一つひとつ丁重に答えた後、同国の経済エネルギー政策と現在の状況について説明し、その中でこれまでは産業がエネルギーを引っ張ってきたが、今後は資源が産業をリードしていく時代に変わったと強調した。FECは、日本の各界のリーダーが参画した知的な集団の機関だと理解している。今後の両国関係の強化に向けての協力と助言を求めたい、活躍を期待していると述べた。
続いてFEC役員は同席の商業相、運輸相ら随員と名刺交換などあいさつを行なった。